整体院にはどのくらい通えばいい?|回数や間隔を一律に決めない理由
整体院へ行こうと考えた時、
「何回くらい通えばよいのだろう」
「週に何回受ければよいのだろう」
「いつまで通い続けるのだろう」
と気になる方は多いと思います。
料金や時間がかかることなので、来院する前に目安を知りたいと思うのは自然なことです。
整体院によっては、
「最初は週に2回」
「まずは6回」
「その後は月に1回」
というように、通院計画があらかじめ決められていることもあります。
一つの目安があることで安心できる方もいるでしょう。
しかし福粋では、症状名だけを見て、最初から全員に同じ回数や間隔を提案することはしていません。
同じ腰痛や肩こりであっても、身体の状態、症状の経過、生活環境、施術後の反応は一人ひとり違うからです。
通う間隔は施術者だけが一方的に決めるものではなく、身体の反応と本人の希望を確認しながら一緒に考えるものだと思っています。

最初から「何回でよくなる」と決めることはできません
整体を受ける前に、
「何回通えば治りますか?」
と尋ねられることがあります。
その問いに、はっきりした数字で答えられれば安心していただけるかもしれません。
しかし、実際に身体を確認する前から必要な回数を決めることはできません。
身体を確認しても、初回だけですべてが分かるわけではありません。
福粋で何を確認しながら施術を進めているのかについては、「整体院では何を検査するのか|福粋が身体の反応を確認する理由」で詳しくお伝えしています。
施術を受けた直後に変化が出る方もいれば、数日過ごしてから変化に気づく方もいます。
その場では楽になっても、翌日には元に戻ることもあります。
反対に、施術直後には大きな変化を感じなくても、数日後に動きやすくなることもあります。
症状がどのように変化するかは、実際の経過を見なければ分からない部分があります。
そのため福粋では、「この症状なら必ず何回必要です」と最初から決めつけるのではなく、一回ごとの反応を見ながら次を考えます。
通う間隔を考える時に確認すること
通院の間隔を考える時は、痛みの強さだけを見るわけではありません。
たとえば、次のようなことを確認します。
症状が日常生活にどのくらい影響しているか
どのような動きでつらくなるか
施術後にどのような変化があったか
その変化がどのくらい続いたか
自宅や仕事中に無理なく過ごせているか
本人が何を目標にしているか
来院に使える時間や費用はどのくらいか
身体の状態だけではなく、本人の生活も大切です。
たとえ短い間隔で施術を受けることに意味がありそうでも、時間や費用の負担が大きければ、その通い方を続けることは難しくなります。
仕事や家族の予定もあります。
整体へ通うことによって生活が苦しくなるのであれば、それがその方にとって最適な通い方とは限りません。
身体への負担と、通院そのものの負担の両方を見ながら考える必要があります。
初回で変化しないこともあります
一回の整体で痛みが軽くなったり、動きやすくなったりすることがあります。
一方で、初回では思ったほど変化を感じないこともあります。
初回で変化がなかったからといって、必ず整体が合わないとは言い切れません。
緊張が強く、身体の反応が分かりにくいこともあります。
症状が日によって変動していて、その場では判断しづらい場合もあります。
施術直後より、日常生活に戻ってから違いに気づくこともあります。
ただし、
「何回も受ければいつか必ずよくなる」
という意味でもありません。
変化が分からないまま、理由の説明もなく、漫然と通い続ける必要はありません。
何を目安に経過を見ているのか。
今の施術を続ける理由は何か。
どのくらい変化がなければ、方針を見直すのか。
疑問がある時は、施術者に尋ねてよいと思います。
説明を聞いても納得できない場合や、通うことに不安が残る場合は、いったん立ち止まることも大切です。
間隔を短くして確認する場合
症状が強く、日常生活への影響が大きい場合には、次の確認までの間隔を短くすることがあります。
前回の施術後にどのような反応が出たのかを、記憶が新しいうちに確認した方がよい場合もあります。
ただし、間隔が短いほど効果が高いとは限りません。
身体が施術の刺激から落ち着くまでに時間が必要なこともあります。
短い間隔で受け続けることで、かえって身体への負担が増える可能性もあります。
大切なのは、「痛みが強いから、とにかく頻繁に受ける」ことではありません。
前回の施術後に身体がどう変化したのかを確認し、次の施術が今必要なのかを考えることです。
間隔を空けられる時
症状が落ち着き、日常生活を以前より楽に送れるようになってきた場合は、施術の間隔を空けることができます。
たとえば、
施術後の楽な状態が長く続くようになった
以前できなかった動きができるようになった
痛みがあっても自分で落ち着いて対応できるようになった
仕事や家事への支障が減った
整体を受けなくても過ごせる期間が長くなった
といった変化が目安になります。
痛みが完全にゼロでなければ間隔を空けられない、ということではありません。
多少の違和感があっても、日常生活に大きな支障がなく、本人が不安なく過ごせているのであれば、間隔を空けて経過を見ることもできます。
身体が落ち着いてきた時に、同じ頻度で通い続ける必要はありません。
整体を終了してよい目安
整体をいつ終了するかについても、一律の基準はありません。
ただ、次のような状態であれば、いったん終了することを考えられます。
日常生活で大きな困りごとがなくなった
来院前よりできることが増えた
症状が出ても強く不安にならなくなった
自分で休み方や身体の使い方を調整できるようになった
本人が整体の必要性を感じなくなった
痛みが完全にゼロになることだけが終了の条件ではありません。
慢性的な症状では、少し違和感が残っていても、生活への支障が減り、自分で対応できる状態になることがあります。
そのような時に、
「まだ完全ではないから通い続けなければならない」
と考える必要はありません。
いったん整体から離れ、必要になった時に改めて相談するという選択もできます。
痛みが再び出ても、通院をやめたことが原因とは限りません
一度症状が落ち着いた後に、再び痛みが現れることがあります。
その時、
「整体を途中でやめたからだ」
「根本まで治っていなかったからだ」
と説明されることがあります。
しかし、再び症状が出た理由を、通院をやめたことだけで説明することはできません。
仕事が忙しくなったのかもしれません。
普段とは違う動きをしたのかもしれません。
睡眠不足や疲労が続いたのかもしれません。
以前とは別の問題が起きている可能性もあります。
再発した時は、過去の治療不足だと決めつけるのではなく、今の身体と生活を改めて確認することが大切です。
痛みの原因を一つに決めつけない理由については、「原因は何ですか?」と聞かれたとき、私が一つに決めつけない理由でもお伝えしています。
必要であれば整体を受けることもできますし、症状によっては医療機関での確認が必要になることもあります。
変化を感じない時はどうすればよいか
整体へ通っていても、期待していた変化を感じられないことがあります。
その場合、我慢して通い続ける必要はありません。
まずは施術者と、現在の状態を確認してみてください。
たとえば、
施術者はどのような変化を見ているのか
自分が望んでいる変化と一致しているか
今の施術を続ける理由は何か
方針を変える選択肢はあるか
医療機関での確認が必要ではないか
といったことを話し合います。
施術者側では小さな変化が見えていても、本人が求めているものとは違う場合があります。
反対に、施術者が変化していると説明しても、本人が生活の中で何も変わっていないと感じることもあります。
どちらが正しいというより、何を目標にしているのかを共有する必要があります。
質問しづらい。
説明に納得できない。
通院を断りにくい。
そのように感じる場合は、無理に関係を続ける必要はありません。
別の整体院や医療機関へ相談することも、一つの選択です。
メンテナンスは全員に必要なものではありません
症状が落ち着いた後も、月に一回などの間隔で整体を受ける方もいます。
身体を確認する時間として利用したい。
疲労がたまる前に整えたい。
自分では気づきにくい変化を見てもらいたい。
そのような希望がある場合、定期的な整体を選ぶことはできます。
ただし、メンテナンスは全員に必要なものではありません。
定期的に整体を受ければ、必ず再発を防げるわけでもありません。
症状がなく、日常生活にも困っておらず、本人が必要性を感じていないのであれば、通わなくてもよいと思います。
「通わないと悪くなる」と不安を持たせるのではなく、本人が納得して選べることが大切です。
日常生活を完璧に変える必要はありません
症状を繰り返さないために、
「姿勢を正さなければならない」
「悪い癖を直さなければならない」
「毎日ストレッチをしなければならない」
と考える方もいます。
日常生活の動きや負担が、症状に関係することはあります。
しかし、生活をすべて正しくしなければ回復できないわけではありません。
人は仕事や家事をしながら生活しています。
毎日同じ姿勢を避けることが難しい方もいます。
疲れて運動できない日もあります。
大切なのは、完璧な生活を目指すことではありません。
何をした時につらくなりやすいのか。
どのくらいで休むと楽なのか。
無理なく続けられる動きは何か。
その人の生活の中で、できることを探します。
セルフケアも、全員に同じものを勧めるのではなく、身体の状態や本人の希望に合うものを選ぶ必要があります。
施術者だけで通い方を決めない
整体師には、身体を確認し、施術後の反応から通院の目安を提案する役割があります。
しかし、最終的に通うのは本人です。
本人の気持ちや生活を無視して、
「この回数は絶対に必要です」
「途中でやめると元に戻ります」
「月に一回は一生続けてください」
と一方的に決めるものではないと思います。
反対に、本人が一回で完全に変わることを期待していたとしても、その期待に合わせて無理に結果を約束することもできません。
施術者ができること。
整体ではできないこと。
本人が望んでいること。
時間や費用の負担。
それらを話し合いながら、現実的な通い方を考えます。
福粋の整体を検討されている方へ
施術の考え方や相性については、「福粋の整体が合う方・合わない方|受ける前に知っていただきたいこと」もご覧ください。
通い続けることを目的にしない
整体へ通う目的は、通院回数を増やすことではありません。
身体が少し楽になり、日常生活でできることが増え、自分で過ごせる時間が長くなることだと思います。
施術後の反応を見て、必要であれば次の施術を考える。
落ち着いてきたら間隔を空ける。
必要性を感じなくなれば、いったん終了する。
変化がなければ、同じことを繰り返すのではなく、別の方法を考える。
その時々で選択は変わります。
福粋では、最初に決めた通院計画へ身体を当てはめるのではなく、身体の反応と本人の希望に合わせて通い方を考えます。
通わせ続けるためではなく、整体から離れても過ごせる状態を目指す。それが、現在の福粋が大切にしている通院の考え方です。
初回の流れや施術については、「初めての方へ」でご案内しています。


