※この記事は2026年に作成し、現在の福粋の考え方に合わせてまとめています。
女性の尿漏れが気になる方へ|くしゃみや急な尿意と身体の支えについて

くしゃみをした瞬間に、少し尿が漏れる。
走ったり、重い物を持ったりした時に不安を感じる。
急に強い尿意が起こり、トイレまで間に合わないことがある。
尿漏れパッドを使っているけれど、誰にも話せずにいる。
このような悩みを抱えていませんか?
尿や便は、生きている身体から自然に排出されるものです。
それでも、自分の意思とは関係なく漏れてしまうと、恥ずかしさや不安を感じることがあります。
服への染みやにおいが気になり、人と会うことや外出を避けるようになる方もいます。
清潔でいたい。
安心して好きな服を着たい。
旅行や運動を、尿漏れの心配をせずに楽しみたい。
そう願うことは、決して特別なことではありません。
尿漏れは年齢や出産の経験だけで決まるものではなく、いくつかの種類があります。
状態によって必要な確認や対策が異なるため、「女性だから仕方がない」と諦めず、まずはどのような時に漏れているのかを見直すことが大切です。
女性の尿漏れは珍しい悩みではありません
尿漏れは、人に話しにくい悩みの一つです。
家族や友人だけでなく、医師や施術者にも伝えられず、パッドなどを使いながら一人で対処している方もいます。
しかし、咳やくしゃみをした時の尿漏れや、急な尿意による尿漏れに悩む女性は少なくありません。
尿漏れ自体が直ちに命へ関わるとは限りませんが、外出、仕事、運動、睡眠、人との関わりなど、日常生活へ大きく影響することがあります。
「これくらいで相談してよいのだろうか」と思う程度でも、困っているのであれば医療機関へ相談して構いません。
このような状態はありませんか?
- ● 咳やくしゃみをした時に漏れる
- ● 笑った時に尿が漏れる
- ● 走る、跳ぶ、階段を下りる時に漏れる
- ● 重い物を持ち上げた時に漏れる
- ● 立ち上がった時に漏れることがある
- ● 急に強い尿意が起こる
- ● トイレの直前で間に合わなくなる
- ● 水の音や帰宅をきっかけに尿意が強くなる
- ● 夜中に何度もトイレへ起きる
- ● 尿を出した後も残っている感じがする
- ● 尿漏れが心配で外出を控えている
- ● パッドをいつも持ち歩いている
漏れる状況や尿意の現れ方によって、考えられる尿漏れの種類が異なります。
女性の尿漏れにはいくつかの種類があります

腹圧性尿失禁
咳、くしゃみ、笑う、走る、跳ぶ、重い物を持つなど、お腹に力がかかった時に尿が漏れるタイプです。
女性に多い尿漏れで、妊娠や出産、加齢などによって、尿道や膀胱を支える骨盤底の組織が働きにくくなることが関係します。
ただし、出産経験のない方にも起こることがあります。
切迫性尿失禁
急に我慢しにくいほど強い尿意が起こり、トイレへ着くまでに漏れてしまうタイプです。
尿が十分にたまっていない時でも、膀胱が意図せず収縮する過活動膀胱の症状として現れることがあります。
水に触れた時、水の流れる音を聞いた時、帰宅して玄関を開けた時など、決まった場面で尿意が強くなる方もいます。
混合性尿失禁
咳やくしゃみで漏れる腹圧性尿失禁と、急な尿意で漏れる切迫性尿失禁の両方がある状態です。
一人の方に、複数の尿漏れの特徴が重なることもあります。
尿を出し切れず、あふれるように漏れる場合
膀胱に尿が多く残り、たまった尿が少しずつあふれるように漏れることがあります。
このような状態では、尿が出にくい、勢いが弱い、お腹に力を入れないと出ない、残尿感が強いといった症状を伴う場合があります。
尿を出し切れない状態は、骨盤底筋体操だけで対処せず、泌尿器科で確認することが大切です。
骨盤底筋はどのように身体を支えているのでしょうか
骨盤底筋群は、骨盤の下側にある複数の筋肉の集まりです。
膀胱、子宮、直腸などを下から支え、排尿や排便に関わる出口の開閉にも関係しています。
咳やくしゃみなどで腹圧が高まった時には、尿道を支え、尿が漏れないように働きます。
妊娠や出産、加齢、体重の増加、長く続く咳、便秘による強いいきみなどによって、骨盤底に負担が重なることがあります。
ただし、尿漏れがあるからといって、必ず骨盤底筋だけが弱くなっているとは限りません。
筋肉に力を入れる感覚が分かりにくい方もいれば、反対に身体全体へ力が入りすぎて、骨盤底を適切に締めたり緩めたりできない方もいます。
骨盤底筋だけでなく、脚や呼吸とのつながりも見ていきます
骨盤底筋は、身体の中で単独に働いているわけではありません。
呼吸に関わる横隔膜、腹部、腰、股関節、脚などと協調しながら、姿勢や腹圧を支えています。
福粋で身体を確認していると、内ももに力が入りにくい方や、脚を安定して使えない方、腰やお腹だけに強く力を入れて身体を支えている方もいます。
内ももの筋肉が弱いから尿漏れが起きる、と一つの原因に決めることはできません。
しかし、股関節や内ももをうまく使えず、身体全体の支えが偏っている場合には、骨盤周辺も協調して働きにくくなっている可能性があります。
福粋では骨盤底筋だけを鍛えるのではなく、呼吸、腹部、腰、股関節、内もも、足の接地などが、どのように連動しているのかも見ていきます。
急な尿意には神経の働きも関係します
尿を膀胱にためる時と、尿を出す時には、膀胱、尿道、脳、脊髄、末梢神経などが協調して働きます。
尿をためている間は膀胱が緩み、尿の出口は閉じています。
トイレで排尿する時には、膀胱が収縮し、出口が緩むことで尿が出ます。
この切り替えには自律神経も関係しています。
そのため、尿意や排尿を、筋力だけで説明することはできません。
ただし、急な尿意や尿漏れがあるからといって、すべてが「自律神経の乱れ」で起きているわけでもありません。
過活動膀胱、膀胱炎、神経の病気、糖尿病、薬の影響など、さまざまな背景が考えられます。
切迫する尿意や頻尿が続く場合には、まず泌尿器科などで原因を確認することが大切です。
医療機関へ相談してほしい状態
次のような状態がある場合には、尿漏れを年齢や筋力の問題だけで判断せず、泌尿器科などへ相談してください。
- ● 血尿がある
- ● 排尿時に痛みや灼熱感がある
- ● 発熱や寒気がある
- ● 急に尿漏れが始まった
- ● 尿が出にくい、勢いが弱い
- ● 尿を出した後も残っている感じが強い
- ● 下腹部が張って苦しい
- ● 脚のしびれや力の入りにくさがある
- ● 尿漏れと一緒に便も漏れるようになった
- ● 膣から何かが出てくる、または下がってくるような感覚がある
- ● 尿漏れによって外出や睡眠に支障が出ている
急に尿が出なくなった場合や、脚の強いしびれ・麻痺と排尿の異常が同時に現れた場合には、速やかに医療機関へ相談してください。
何科へ相談すればよいのでしょうか
尿漏れについては、まず泌尿器科へ相談できます。
女性の排尿障害を専門的に扱う女性泌尿器科や、ウロギネ外来を設けている医療機関もあります。
出産後から尿漏れが始まった方、更年期の症状や骨盤臓器脱が気になる方は、婦人科・産婦人科でも相談できます。
どこへ行けばよいか分からない場合には、受診を考えている医療機関へ事前に問い合わせても構いません。
病院ではどのような確認が行われるのでしょうか
医療機関では、尿漏れが起きる場面、尿意の状態、排尿回数、出産歴、服用している薬などについて確認します。
必要に応じて、次のような検査が検討されます。
- ● 症状や生活への影響についての問診
- ● 尿検査
- ● 排尿後に残っている尿量の確認
- ● 超音波検査
- ● 排尿日誌の確認
- ● 必要に応じた膀胱や骨盤周辺の検査
すべての方に同じ検査を行うわけではありません。
尿漏れの種類や程度、そのほかの症状に合わせて必要な確認が行われます。
尿漏れにはどのような治療がありますか?
尿漏れの治療は、その種類や程度によって異なります。
腹圧性尿失禁の場合
軽い腹圧性尿失禁では、骨盤底筋訓練が行われます。
体重が骨盤底への負担に関係していると判断された場合には、無理のない範囲で体重管理を提案されることもあります。
保存的な方法で十分に改善しない場合や、生活への影響が大きい場合には、尿道を支える手術などが検討されます。
切迫性尿失禁の場合
急な尿意による切迫性尿失禁では、膀胱訓練、飲水量やカフェインなどの見直し、骨盤底筋訓練、薬物療法などが行われます。
状態によっては、ほかの治療が検討されることもあります。
そのほかの尿漏れの場合
尿を出し切れずに漏れている場合には、まず膀胱に残っている尿を安全に排出することが必要になる場合があります。
このように、尿漏れは種類によって対策が異なります。
自己判断で骨盤底筋体操だけを続けるのではなく、改善しない場合は一度医療機関で確認してください。
骨盤底筋体操について
骨盤底筋体操は、尿道や膣、肛門の周りを締めるようにして、骨盤底筋を収縮させる運動です。
軽い腹圧性尿失禁などでは、改善が期待できる方法の一つです。
ただし、初めて行う方には、どこへ力を入れればよいか分かりにくいことがあります。
お腹、臀部、内ももに強く力を入れ、骨盤底筋を十分に使えていない場合もあります。
また、ずっと締め続ければよいわけではなく、収縮させた後には力を緩めることも大切です。
運動を続けても変化がない場合、痛みが出る場合、尿が出にくくなる場合には、自己流で続けず、医師や骨盤底リハビリテーションを扱う専門職へ相談してください。
尿漏れの状態を記録してみましょう
尿漏れが起きた時の状況を記録すると、どのような種類の尿漏れなのかを確認する手がかりになります。
次のような内容を、分かる範囲で残してみてください。
- ● 尿をした時間
- ● 尿漏れが起きた時間
- ● 咳、運動、急な尿意など、漏れた時の状況
- ● 漏れた量のおおよその程度
- ● 飲んだ水分の量や種類
- ● 夜間にトイレへ起きた回数
- ● 排尿時の痛みや残尿感
- ● 服用している薬
毎日完璧に記録する必要はありません。
数日分でも、受診する際の説明に役立ちます。
尿漏れが気になり、外出を避けている方へ
尿漏れがあると、
「服に染みたらどうしよう」
「においに気づかれたら恥ずかしい」
「すぐにトイレへ行けない場所には行きたくない」
と考えるようになることがあります。
外出先では、最初にトイレの場所を確認しなければ落ち着かない方もいます。
尿漏れパッドを使用することは、悪いことではありません。
不安を減らし、日常生活を守るために役立つものです。
ただ、パッドを使い続けることだけが方法ではありません。
尿漏れの種類を確認し、骨盤底筋訓練や膀胱訓練、薬、身体の使い方など、自分に合う対策を見つけられる可能性があります。
今まで通りに外出したい。
好きな服を着たい。
運動や旅行を楽しみたい。
そのような気持ちも、治療や身体を見直すための大切な理由です。
身体全体に緊張が残っていませんか?
福粋の整体で、尿漏れの種類を診断したり、膀胱、尿道、神経などの病気を治療したりすることはできません。
尿漏れが続く場合には、まず泌尿器科などで必要な確認を受けることが大切です。
ただ、尿漏れに悩んでいる方の中には、次のような身体の状態が重なっている方もいます。
- ● 呼吸が浅く、常にお腹へ力が入っている
- ● 腰や臀部、股関節が強く緊張している
- ● 内ももに力が入りにくい
- ● 左右の脚を均等に使えていない
- ● 咳やくしゃみのたびに身体全体を固めている
- ● 疲労や睡眠不足が続いている
- ● 急な尿意に備えて、常に身体が緊張している
尿漏れの心配があることで、さらに身体へ力が入り、呼吸が浅くなることもあります。
福粋では、骨盤だけを動かしたり、骨盤底筋だけを鍛えたりするのではありません。
呼吸、腹部、腰、股関節、内もも、脚などがどのように支え合っているのかを確認し、全身が無理なく連動しやすい状態を目指します。

男性の整体師に話しにくいと感じる方へ
尿漏れについて、男性の整体師には話しにくいと感じる方もいらっしゃると思います。
福粋では、漏れた量や下着の状態などを、無理に詳しく聞き出すことはありません。
言葉にしづらい場合には、
「くしゃみをすると不安がある」
「急な尿意に困っている」
「骨盤周辺を整えたい」
という程度の伝え方でも構いません。
また、施術中に触れてほしくない場所や、取りたくない姿勢がある場合には、遠慮なくお伝えください。
服を脱いでいただく施術や、膣内など身体の内側へ直接触れる施術は行いません。
下腹部や内ももなどに触れる必要がある場合にも、施術の内容を事前に説明し、了承をいただかずに触れることはありません。
身体や気持ちの反応を確認しながら、無理のない範囲で施術を進めます。
福粋の整体について
福粋は、尿失禁、過活動膀胱、膀胱炎などを診断・治療する医療機関ではありません。
血尿、排尿時の痛み、急な尿漏れ、尿の出にくさ、脚のしびれなどがある場合には、まず泌尿器科などで必要な確認を受けてください。
そのうえで、身体に残っている緊張や疲労を減らし、呼吸や脚、骨盤周辺が協調して働きやすい状態へ整えることは、福粋がお手伝いできる部分です。
福粋は、私が無理に治す整体ではありません。
身体に残っている緊張をほどき、血流や呼吸が戻り、あなた自身の回復力が働きやすい状態へ一緒に整えていく整体です。
強く押したり、無理に骨盤を動かしたりするのではなく、身体の反応を確認しながら、静かな刺激で全身を整えます。
医療機関で必要な確認や治療を受けながら、身体全体の支えや緊張も見直したい。
骨盤底筋体操をしているけれど、身体へうまく力を入れられない。
尿漏れへの不安によって、外出や運動を諦めたくない。
そのような方も、ご自身が話せる範囲で福粋にご相談ください。
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