※この記事は2026年に内容を見直し、現在の福粋の考え方に合わせて更新しています。
月経前症候群(PMS)が気になる方へ|生理前の心身の変化と身体の緊張
生理が近づくと、なぜかイライラする。
気持ちが落ち込んだり、不安が強くなったりする。
頭痛やむくみ、眠気、だるさが現れ、仕事や家事がつらくなる。
そして、生理が始まると少しずつ元の状態へ戻っていく。
このような変化を、毎月繰り返していませんか?
生理前に心身の調子が変わることは、性格の問題でも、我慢が足りないからでもありません。
月経周期に伴う身体の変化によって起きている可能性があります。
ただし、症状の現れ方やつらさには個人差があります。
日常生活に影響するほどの状態を「女性だから仕方がない」と我慢せず、まずは自分の身体でどのような変化が起きているのかを知ることが大切です。
月経前症候群(PMS)とは

月経前症候群は、英語の「Premenstrual Syndrome」を略してPMSと呼ばれています。
一般には、月経が始まる3~10日ほど前から、身体や心にさまざまな症状が現れ、月経が始まると軽くなる、または消えていく状態をいいます。
症状は毎月同じとは限りません。
ある月は頭痛やむくみが強く、別の月はイライラや気分の落ち込みが目立つこともあります。
また、仕事や家事が忙しい時期、睡眠不足が続いている時、心身の負担が大きい時などに、いつもよりつらく感じる方もいます。
このような変化はありませんか?
身体に現れやすい変化
- ● 頭痛や頭の重さ
- ● 手足や顔のむくみ
- ● 乳房の張りや痛み
- ● お腹の張りや下腹部の重さ
- ● 腰や背中の重さ
- ● 便秘や下痢
- ● 強い眠気やだるさ
- ● 疲れやすさ
- ● 肌荒れ
- ● 食欲の増加
- ● 甘いものが欲しくなる
- ● 眠りにくい、または眠りすぎる
心に現れやすい変化
- ● イライラしやすくなる
- ● 気分が落ち込む
- ● 不安や緊張が強くなる
- ● 涙もろくなる
- ● 感情の波が大きくなる
- ● 集中しにくくなる
- ● やる気が出なくなる
- ● 人に会いたくなくなる
- ● いつもなら気にならないことが気になる
これらのすべてが現れるわけではありません。
一人ひとり異なる症状が、月経前の決まった時期に繰り返されることがPMSの特徴です。
月経前になると症状が現れやすい理由
月経周期の中では、排卵後から次の月経が始まるまでの間に、女性ホルモンの分泌が大きく変化します。
PMSの詳しい仕組みは、まだすべてが明らかになっているわけではありません。
ただ、排卵後のホルモン変動に対して、脳や神経がどのように反応するかが関係していると考えられています。
そのため、PMSは単純に「ホルモンが少ない」「子宮が正常に働いていない」という状態ではありません。
また、同じようなホルモンの変化があっても、症状が強く現れる方と、ほとんど気にならない方がいます。
身体の状態、睡眠、疲労、ストレス、生活環境などが重なることで、症状の感じ方が変わる可能性もあります。
月経前不快気分障害(PMDD)について
PMSの中でも、特に精神的な症状が強く現れ、仕事、学校、家庭生活、人間関係などに大きな支障が出る状態を、月経前不快気分障害(PMDD)と呼びます。
たとえば、
- ● 怒りやイライラを自分で抑えにくい
- ● 強い落ち込みや絶望感がある
- ● 不安が強く、日常生活を送ることが難しい
- ● 人との衝突が繰り返される
- ● 仕事や学校へ行けなくなる
といった状態がみられることがあります。
精神的な症状が強い場合は、一人で抱え込まず、婦人科や精神科、心療内科などへ相談してください。
自分を傷つけたい、消えてしまいたいという気持ちがある場合には、月経周期に関係なく、できるだけ早く医療機関や身近な相談窓口へつながることが大切です。
まずは症状が現れる時期を記録してみましょう
生理前になると調子が悪い気がしていても、毎日の中では症状の変化を正確に思い出しにくいものです。
そこで、2~3回の月経周期を目安に、次のようなことを簡単に記録してみてください。
- ● 月経が始まった日
- ● 頭痛やむくみなどが現れた日
- ● イライラや落ち込みが強かった日
- ● 睡眠時間や眠りの状態
- ● 仕事や生活で負担が大きかったこと
- ● 症状が軽くなった日
症状が月経前に集中し、月経が始まると軽くなるのかを確認することで、自分の身体の周期が見えやすくなります。
この記録は、婦人科で相談する際にも役立ちます。
婦人科で相談した方がよい状態
生理前の不調だからといって、すべてがPMSとは限りません。
次のような状態がある場合には、婦人科などの医療機関へ相談してください。
- ● 症状によって仕事や学校を休むことがある
- ● 日常生活や人間関係に大きな影響が出ている
- ● 月経が始まっても症状が続いている
- ● 月経周期に関係なく気分の落ち込みがある
- ● 今までにない強い痛みや出血がある
- ● 月経周期が大きく乱れている
- ● 自分を傷つけたいほど気持ちが追い詰められている
PMSと似た症状に、別の婦人科疾患や心身の病気が関係している場合もあります。
強い症状を「生理前だから仕方がない」と決めつけず、一度確認してもらうことが大切です。
病院ではどのような治療が行われるのでしょうか
PMSやPMDDの治療は、症状の種類や強さ、その方の生活状況などに合わせて選ばれます。
婦人科では、症状の記録を確認しながら、ほかの病気が隠れていないかを調べ、必要に応じて次のような方法が検討されます。
- ● 睡眠や食事、運動など生活習慣の見直し
- ● 痛みなどに対する薬
- ● 漢方薬
- ● 低用量ピルやLEP製剤
- ● 精神症状に対する薬
- ● 必要に応じた精神科や心療内科との連携
薬には効果と副作用の両方がありますが、薬を使うこと自体が悪いわけではありません。
症状による苦痛や生活への影響を減らすために、必要な治療を受けることも大切です。
効果や副作用に不安がある場合には、自分だけで服用をやめたり量を変えたりせず、処方した医師や薬剤師へ相談してください。
身体全体に負担が重なっていませんか?
PMSは、月経周期に伴うホルモンの変動などが関係して起こると考えられています。
そのため、整体によって女性ホルモンの働きを直接操作したり、PMSそのものを治療したりすることはできません。
ただ、生理前につらさを感じる方の中には、普段から身体に力が入り、十分に休めていない方もいます。
仕事や家事、育児、人間関係などによる緊張が続いている。
眠っても疲れが抜けない。
呼吸が浅く、肩や背中、お腹に力が入っている。
頭痛や肩こり、腰の重さなどを普段から感じている。
そのような身体に月経前の変化が重なることで、いつも以上につらく感じることも考えられます。
福粋では、生理前だけに起きている症状を見るのではなく、その方が普段どのような状態で過ごしているのかも含めて身体を見ていきます。

「生理前だから我慢する」だけにしないために
生理前になるとつらくなることが分かっていると、
「またこの時期が来た」
「今月も耐えなければならない」
と、生理が近づくこと自体が不安になる場合があります。
しかし、毎月つらい状態を我慢し続ける必要はありません。
婦人科で相談する。
症状の記録をつける。
睡眠や生活の負担を見直す。
周囲に自分の状態を伝える。
身体を休ませる時間をつくる。
できることは、一つだけではありません。
すべてを一度に変えようとせず、今の身体に必要なことを少しずつ見つけていくことが大切です。
福粋の整体について
福粋は、PMSやPMDDを診断・治療する医療機関ではありません。
強い症状がある場合や、日常生活に大きな支障がある場合には、まず婦人科などの医療機関へご相談ください。
そのうえで、身体に残っている緊張や疲労を減らし、休みやすい状態へ整えることは、福粋がお手伝いできる部分です。
福粋は、私が無理に治す整体ではありません。
身体に残っている緊張をほどき、血流や呼吸が戻り、あなた自身の回復力が働きやすい状態へ一緒に整えていく整体です。
強く押したり、無理に骨盤を動かしたりするのではなく、身体の反応を確認しながら静かな刺激で全身を整えていきます。
生理前の不調だけを見るのではなく、頭、首、肩、背中、お腹、腰、脚など、全身に残っている緊張を確認します。
婦人科で必要な検査や治療を受けることを大切にしながら、身体全体の負担を見直したい方は、福粋にご相談ください。
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