膝が痛いなら運動は休むべき!?
膝が痛いなら運動は休む
小中学生で運動していない時でも膝が痛みを感じるなら、全ての運動を休むことで膝が回復します。
中腰の姿勢をやり過ぎていたり脚の使い過ぎなどで、膝を伸ばす運動からの筋肉の負担蓄積で膝が悪くなっているからです。
運動を休みたくないなら‥
しかし、スポーツでいい成績を若年の内から狙っている生徒さんは、スポーツを数か月間も休む気持ちにはなれないかもしれません。
そのような場合は膝が完全に回復するまで、膝の治療をしながら勘が損なわれない程度に極軽くスポーツをしていくしかないでしょう。
無理をすると悪化する
無理をするだけ膝の炎症が激しくなりそれだけ痛みを感じる期間が長くなります。
それだけではなく、膝の下の骨がぼこっと出てきてしまいます。
成長期の方と大人の膝の痛む場所の違い
当院では膝の痛みでお悩みの方が来られますが、大人と成長期の方では「膝の痛み」とひとまとめに言っても膝の痛む場所が違います。
大人の痛む場所
大人は、膝の内側や外側、膝のウラ側が痛むことが多いです。
成長期の方の痛む場所
成長期の方は、膝を曲げたり、脚に力を入れたりすると膝の皿の下あたりが痛みます。
酷くなれば正座が痛くてできなくなり、歩くのも辛くなるのは両者同じです。
成長期で膝が痛い場合はオスグッド
成長期の方の膝が痛い場合、「オスグッド」や「成長痛」と呼ばれます。
オスグッドは、正式名称を「オスグッド・シュラッター病」といいます。
アメリカの整形外科医オスグッド氏と、スイスの外科医シュラッターが、この症例を学会に報告したことから名づけられました。
特にサッカーやバスケットボール、バレーボールなど、膝への負担が大きいスポーツ種目で多くみられます。
男女比では男子に多いのが特徴です。
膝のお皿(膝蓋骨)の下の骨(脛骨結節と脛骨粗面)に痛みと腫れが続くとやがて骨が隆起してきます。
小学校高学年から中学生くらいの成長期にあたる子どもに頻発するスポーツ障害です。
膝を伸ばす運動を多く行ったり中腰を維持したり、太ももの前の筋肉(大腿四頭筋)を良く使う運動を頻繁にすることで、膝の骨の負担が増えて膝の痛みが出てきます。
酷くなると歩行困難になったり骨の摘出手術をすることにもなります。
体を酷使し続けると膝が丈夫な方は腰椎分離症という腰のスポーツ疾患になる場合もあります。
膝の骨の負担
骨が破壊される
中腰を維持したり膝関節の曲げ伸ばしを負荷が高い状態で繰り返し行うことで、太ももの前にある大腿四頭筋が縮まって硬くなり膝蓋骨の下の骨(脛骨結節)を常に引っ張るようになります。
大腿四頭筋の腱が膝蓋骨を越えて脛骨結節に繋がっているからです。
大腿四頭筋が縮まって硬くなっている状態で、更に脚に負荷を掛ける動作を繰り返すことで、脛骨結節の負担が増えて行きます。
縮まって硬くなった大腿四頭筋が膝の下の脛骨結節を引っ張り続けていると、成長期なので脛骨粗面が弱く骨が破壊されて剥がれる方向に負担が掛かり、脛骨結節の炎症が起こるわけです。
この状態では膝に力を入れると耐え難い痛みが出ます。
破壊された骨の回復
破壊された骨に炎症が起こって痛みを出しています。
炎症は膝の骨を再構築する為に起きています。
上のイラストのように、骨が微細に破壊された隙間にカルシウムが集まり再構築されて骨が回復していきます。
ですので、「筋肉は全然大丈夫」と言って骨が痛いのを我慢して運動を続けることは、脛骨結節と脛骨粗面の破壊と回復を繰り返すことになり、徐々に骨が出っ張っていきます。
炎症が起きている時は骨の回復が起きている状態なので、運動を休むことが一番です。
膝に痛みの出る動きは全てNGです。
骨折と同じで、患部に負担を掛ければ再構築中の骨は破綻するのです。
なので、骨が完治するまでは負担を掛けるべきではありません。
骨の回復のために運動を休む
炎症は膝の骨を再結合する為に起きている回復現象なので、治っていない状態で脚に負担を掛ければ炎症が激しくなっていきます。
大体の成長期の方は痛みを我慢する傾向があります。
上で説明した状態になっていることを子供さんに伝えて膝が治るまで休むことを勧める方が辛い思いをする期間が短くなります。
運動を休んでいる間に、「行っているスポーツのポジションなどが合っていなかったのか?」「体の使い方が間違っていたのか?」「周りの子のレベルに無理に合わせていたのか?」など体に無理な負担を掛けていなかったかどうか、を立ち止まって考えるいい機会になるかもしれません。
体に負担を掛ければ、体は痛みなどの不調という形で教えてくれているのかもしれません。
例えば、体操選手の膝
飛んだり跳ねたり、体操選手は膝を壊さないのでしょうか?
膝を壊さない体の使い方をしている
体操の種目の床では、選手は裸足なので足指をまんべんなく使っているようです。
足指をまんべんなく使うことですねの負担が減り、膝の負担が減ります。
体が頑丈
長く続けている体操選手は元々骨や筋肉が頑丈なのかもしれません。
競技で1位を狙う心に、体の組織が追いつけているのではないでしょうか?
DNAレベルで回復力が高い
体の設計図であるDNAの特性がそのスポーツをする上で合っているので、回復力もパフォーマンスも高くなるかもしれません。
情熱で体の検証を続けている
どんなスポーツの選手でも「競技をハイレベルで続けたい」という情熱から、体に負担を掛けない使い方を研究したり、体を回復させる方法を探したり、そのような工夫は全てのスポーツのトップ選手に共通すると思います。
与えられた情報を鵜呑みにせず自分の体や考えやフィーリングを通して、自分に合っているものを取り入れることも必要かもしれません。
気持ちが落ち込んでいると回復が遅くなる
気持ちがネガティブな状態では体の回復力は下がります。
一旦、動くのを止めて違うことに熱中してみることも必要かもしれません。
それでもどうしてもスポーツをしたいのであれば、その方は「体の回復を待つ」ということを学んでいる最中なのかもしれません。
全く動かないことも回復には良くないので、ストレッチをするならば大腰筋を弛めてください。
大腰筋をストレッチすることで大腿四頭筋も弛みやすくなります。
当院のオスグッド治療
当院では成長期の膝の痛みの改善として、安静を基準として太ももの前の大腿四頭筋をほぐしたり、ストレッチするだけでは不十分だと考えています。
なぜ、オスグッドになるのかといえば、
・膝の骨が成長段階で弱い
・その弱い骨に負担を掛けている
という2つの要因が出てきます。
では、その弱い脛骨結節と脛骨粗面になぜ負担が掛かるのかといえば、
負担蓄積で大腿四頭筋が縮まって硬くなって患部を引っ張り続けるからです。
なので、大腿四頭筋だけに負担が掛からない筋肉のバランスにすれば、脛骨結節と脛骨粗面への負担の集中は解決するはずです。
オスグッドの場合、当院ではそのように考えて整体します。
繰り返し整体していく途中の段階で膝の炎症が治まり、痛みも無くなっていくと思います。
成長期の回復力
成長期の方は骨が弱くても、回復力は大人の比ではありません。
回復力が凄まじいので年配の方と比較すると回復力については全然心配することは無いのですが、回復力に隠れて体に負担を掛けていたことに気付くことが必要かもしれません。
ご来院が初めての方の施術の流れ
STEP① 問診(5分)
お名前など個人情報をシートに記入していただいて、問診を始めます。
まずどのような症状でお困りなのかをお聴きします。
症状が出ることで特定の行動が出来なくなっていませんか?
クスリの服用や病気の有無も大切な健康への手がかりになります。
STEP② 検査(10分)
姿勢、動き、硬い部位、筋力など他にも検査項目はありますが、経験と照らし合わせて調べていきます。
体の雰囲気なども症状の原因を掴む手がかりになります。
丁寧に優しく検査していきます。
STEP③ お体の説明・施術の提案(5分)
あなたのお体の状態を説明します。
そして、これから行う整体の方向性を提案します。
説明と提案に同意していただけましたら、施術を開始します。
STEP④ 整体(15分)
不調の早期改善を目標に、施術で必要な部分に刺激を与えます。
施術中に声を掛けたり、お体に触れて動かす際に検査の要素も入っていますので、逆説的に施術中に問診の続きも検査の続きも行っていることになり、更に深く刺激を与えることができます。
もっと詳しく:検査と整体
STEP⑤ 施術後(5分)
施術して体の反応も見て、通院回数やどのくらいで治るのか目安をお伝えします。
治していくうえで意識することや、行っておいたほうがいいこともお伝えします。
日常生活での自己管理が改善の鍵となります。
日常で不調が減ったり不調の無い期間を過ごしていくことで体への不安が消えていきます。
STEP⑥ 次回のご予約・お会計(5分)
改善に複数回の整体が必要な方、回復に一定期間必要な方、メンテナンスで通われたい方には次回のご予約をしていただきます。
お会計をし整体終了となります。
受付~お会計終了までの目安:約45分
もし、整体のことで気になることがあれば気軽にお伝えください。
膝の改善ならこちら。
参考ページ:整体院福粋で膝を改善
太田市で回復力を育てる整体
整体院福粋-ふくすい-
住所 |
〒373-0852 群馬県太田市新井町515-5 ヤマキビル1階 西側 |
予約 | 完全予約制とさせていただいております。 ※ご予約の変更は必ず前日までにご連絡ください。 |
電話 | 0276-60-5024 |
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太田市役所より徒歩1分。 当院にご来院の際は守屋建設さんとおおぎやラーメンさんの駐車場に停めないでください。 |
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