脊椎圧迫骨折と言われた方へ

※この記事は2026年に内容を見直し、現在の福粋の考え方に合わせて更新しています。

脊椎圧迫骨折と言われた方へ|骨折が落ち着いた後の腰や背中の痛み

脊椎圧迫骨折は、年配の方に多く見られる背骨の骨折です。

尻もちをついた、重い物を持った、段差でガクンとなった、自転車で小さな段差を越えた、くしゃみをしたなど、日常のちょっとした動作をきっかけに起こることがあります。

若い頃は平気だった動作でも、年齢を重ねるにつれて身体の支える力や回復力が落ちてくると、背骨に大きな負担がかかってしまうことがあります。

腰や背中に痛みを感じている高齢女性

圧迫骨折をした直後は、背中や腰に強い痛みが出やすく、寝返り、起き上がり、立ち上がり、歩行などがつらくなることがあります。

このような時期は、まず整形外科で検査を受けることが大切です。

骨折直後に無理に動かしたり、整体で刺激を加えたりする時期ではありません。

ただ、骨折が落ち着いたあとも、腰や背中の痛み、身体の重さ、動きづらさ、脚のしびれなどが続くことがあります。

その場合、骨折そのものの痛みだけではなく、圧迫骨折の前からあった身体の負担、骨折中にかばった動き、骨折後に変わってしまった身体のバランスを見ていくことが大切になります。

脊椎圧迫骨折とは

脊椎圧迫骨折とは、背骨の一部が押しつぶされるように骨折する状態です。

背骨は、首から腰まで身体を支えています。

その背骨の骨が、外からの力や日常の負担によってつぶれるように変形すると、背中や腰に強い痛みが出ることがあります。

正常な脊椎と骨折がある脊椎の説明図

年配の方の脊椎圧迫骨折では、骨粗鬆症が関係していることがあります。

骨が弱くなっていると、強い事故ではなくても、尻もち、転倒、重い物を持つ、段差の衝撃などをきっかけに圧迫骨折が起こることがあります。

「これくらいなら大丈夫」と思っていた動作でも、身体の状態によっては背骨に大きな負担になることがあります。

脊椎圧迫骨折で出やすい症状

脊椎圧迫骨折では、次のような症状が出ることがあります。

  • 背中や腰に強い痛みが出る
  • 寝返りがつらい
  • 起き上がる時に痛い
  • 立ち上がる時に痛い
  • 歩くのがつらい
  • 背中が丸くなったように感じる
  • 身長が縮んだように感じる
  • 腰や脚にしびれを感じることがある

症状の出方は、骨折した場所や骨の状態、身体全体の負担によって変わります。

強い痛みがある時期は、まず医療機関で状態を確認することが大切です。

まず整形外科での確認が大切です

圧迫骨折が疑われる場合は、レントゲンやMRIなどの画像検査で骨の状態を確認します。

病院では、骨折の程度や痛みの強さに合わせて、安静、コルセット、薬、リハビリ、手術などが検討されることがあります。

特に、次のような状態がある場合は、整体よりも医療機関での確認を優先してください。

  • 背中や腰に強い痛みがある
  • 寝返りや起き上がりができないほど痛い
  • 転倒後から痛みが強くなった
  • 足に力が入りにくい
  • しびれが急に強くなっている
  • 排尿や排便に異常がある

圧迫骨折の直後は、身体がとても敏感な状態です。

この時期に無理に動かしたり、強く押したり、骨を動かそうとしたりすることは避ける必要があります。

福粋でも、骨折が疑われる状態や、骨折直後の強い痛みがある状態では、まず整形外科での確認をおすすめしています。

骨粗鬆症と身体の回復力

年配の方の脊椎圧迫骨折では、骨粗鬆症が背景にあることがあります。

骨粗鬆症とは、骨の密度や骨の質が低下し、骨がもろくなりやすい状態です。

健常者の骨と骨粗しょう症患者の骨の比較

骨が弱くなると、転倒だけでなく、日常の小さな衝撃でも骨折しやすくなります。

ただ、福粋では「骨が弱いから仕方ない」とだけでは考えていません。

骨も身体の一部です。

筋肉の緊張、血流、呼吸、睡眠、食事、日々の疲労、心身の負担、活動量の低下など、身体全体の状態が骨や姿勢、転倒しやすさにも影響していると考えています。

筋肉の緊張が長く続くと、その周辺の血流や動きが悪くなり、骨や関節にも負担がかかりやすくなります。

また、回復力が落ちてくると、日常の小さな負担から身体が戻りにくくなります。

その積み重ねによって、背骨、骨盤、股関節、脚などに負担が集まり、転倒や骨折が起こりやすい身体になっていくことがあります。

脊椎圧迫骨折を見るときには、骨だけでなく、身体全体の支える力や回復力も見ていくことが大切です。

骨折が落ち着いたあとも腰痛が続くことがあります

圧迫骨折の痛みは、骨折した直後に強く出ることが多いです。

その後、医療機関での治療や安静期間を経て、骨折そのものの強い痛みは少しずつ落ち着いていくことがあります。

けれど、骨折が落ち着いたあとも、腰や背中の痛み、身体の重さ、動きづらさ、脚のしびれなどが続く方がいます。

この場合、今ある痛みがすべて「骨折の痛み」とは限りません。

圧迫骨折をする前から、腰や背中に負担が蓄積していた場合もあります。

骨折の負担が重なるイメージ

また、骨折した期間に身体をかばって生活したことで、動き方や姿勢が変わり、腰、骨盤、股関節、脚などに新しい負担が生まれていることもあります。

骨折をきっかけに身体が強く守るようになり、その守る反応が続くことで、慢性的な腰痛やしびれにつながることもあります。

つまり、骨折そのものが落ち着いたあとに続く痛みは、骨だけでなく、身体全体のバランスや緊張の影響を受けていることがあります。

骨折をきっかけに身体は強く守ろうとします

骨折や強い痛みが起こると、身体は患部を守ろうとします。

背中や腰に力が入り、動きを小さくし、痛い場所に負担がかからないように身体を固めます。

これは身体にとって自然な反応です。

ただ、その守る反応が長く続くと、筋肉は硬くなり、血流は悪くなり、動きも小さくなっていきます。

硬く縮まった筋肉のイメージ

骨折が治っても、身体の守り方がそのまま残ってしまうと、腰や背中に力が入り続けることがあります。

その結果、以前よりも疲れやすい、長く立っていられない、歩くと腰が重くなる、脚にしびれを感じるなどの不調につながることがあります。

このような状態では、痛い場所だけを強く押したり、無理に伸ばしたりするのではなく、身体全体が安心して力を抜けるように整えていくことが大切です。

圧迫骨折後の身体には、とても慎重な施術が必要です

脊椎圧迫骨折を経験した方の身体は、とても慎重に見る必要があります。

骨折そのものが落ち着いていたとしても、骨が弱くなっている可能性があります。

軽い刺激でも身体に負担になることがあるため、強く押す、ひねる、反らす、ボキボキ鳴らすような施術は向いていません。

福粋では、圧迫骨折後の身体に対して、特にソフトな触れ方を大切にしています。

背骨を強く押すのではなく、身体の反応を見ながら、腰、背中、骨盤、股関節、脚、呼吸の状態を丁寧に確認していきます。

「どこを強く押せば良くなるか」ではなく、「身体がどこで守り続けているのか」「どこに負担が集まっているのか」を見ていきます。

身体が安心して力を抜けるようになると、腰や背中への負担が軽くなり、動きやすさや痛みの感じ方が変化していくことがあります。

 

静かに身体と向き合える場所

福粋では、圧迫骨折後の不調をどのように見ているか

整体院 福粋では、脊椎圧迫骨折後の腰痛や背中の痛みを、骨だけの問題として見ていません。

骨折が落ち着いたあとも不調が続く場合、次のような部分を確認していきます。

  • 骨折前から腰や背中に負担が蓄積していなかったか
  • 骨折後に身体をかばう動きが続いていないか
  • 背中や腰まわりの筋肉が過剰に緊張していないか
  • 骨盤や股関節、脚の支え方が変わっていないか
  • 呼吸が浅くなり、身体全体が緊張していないか
  • 転倒しやすい身体のバランスになっていないか
  • 身体の回復力が働きにくい状態になっていないか

年配の方の身体は、若い頃のように無理がきかないことがあります。

しかし、それは「もう良くならない」という意味ではありません。

身体に合った刺激で、守り続けている緊張がゆるみ、呼吸や動きが戻ってくると、日常生活のしやすさが変わっていくことがあります。

骨が脆くなる前に、身体はサインを出しているかもしれません

圧迫骨折は、突然起こったように感じることがあります。

けれど、その前から身体の支える力や回復力が低下していた可能性もあります。

背中が丸くなってきた。

腰が重い。

歩くのが遅くなった。

足が上がりにくい。

以前より転びやすくなった。

呼吸が浅い。

疲れが抜けにくい。

このような変化は、身体が「今までのようには支えきれなくなっています」と知らせているサインかもしれません。

骨折を防ぐためにも、骨だけでなく、筋肉、関節、呼吸、姿勢、歩き方、日々の疲労を含めて、身体全体を見直すことが大切です。

また、圧迫骨折の背景に骨粗鬆症が関係している場合もあります。
骨の弱さや再発予防が気になる方は、こちらの記事も参考にしてください。

関連ページ:骨粗鬆症の予防を考える方へ

当院の整体について

整体院 福粋では、脊椎圧迫骨折そのものを整体で治すとは考えていません。

骨折が疑われる時期や、骨折直後の強い痛みがある時期は、まず整形外科での検査と治療が必要です。

そのうえで、骨折が落ち着いたあとも腰や背中の痛み、身体の重さ、動きづらさ、しびれなどが続く場合には、身体全体の状態を見直すことが大切になります。

福粋では、強く押したり、無理に動かしたりする施術は行いません。

身体が守り続けている緊張を、やさしくほどいていくように、ソフトな刺激で施術していきます。

腰や背中だけでなく、骨盤、股関節、脚、呼吸、全身のバランスを見ながら、身体が安心して回復しやすい状態へ近づけていきます。

圧迫骨折後の腰や背中の痛みでお困りの方は、無理に我慢せず、身体全体の状態を一度見直してみてください。

参考ページ:整体院福粋

太田市の回復を大切にする整体
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