体に不調が出て悪化していく背景
上の図の赤い矢印が体の不調が作られる流れを表しています。
下記の1~7の項目では不調が作られる流れを説明しています。
1.「筋肉」の縮まり
不調に関連した筋肉が縮まり硬くなります。
2.骨格の「歪み」
筋肉は骨と骨を繋いで体を保持しています。
筋肉が縮まると骨と骨が近づいて本来の骨の位置からズレていき、骨格が歪むことになります。
3.「重心」のズレ
骨格が歪むと本来の体の軸からズレて重心がズレます。
上のイラストは重心が体の片側にズレて、片脚に負担が掛かっています。
4.重心のズレは回復しづらい
重心がズレると動く度に余分な動きが増えたり、体の負担が増えていきます。
時間を掛けて「筋肉」の縮まりが起きて、時間を掛けて骨格の「歪み」が起きて、時間を掛けて「重心」がズレているので、「重心」のズレが元に戻るのには大きな回復のエネルギーが必要です。
5.体の中に不調の種が出来る
重心のズレが起こっていると部分的に負担が掛かり続けます。
頑張っているのは筋肉なので、筋肉は硬く縮まっていき、体の歪みは更に大きくなっていきます。
重心のズレ → 筋肉が縮まって硬くなる → 歪みが大きくなる
これは悪循環ですね。
このような負のループが強くなっていきます。
筋肉自体が回復しなければ緩まらないのに、この負のループに乗っかっている限り筋肉は回復しづらく、最終的に筋肉は骨のように硬くなっていきます。
視覚的に見えない不調の種
この負のループが一般の方には視覚的に見えない為に多くの方は治らない迷路に迷い込んでしまいます。
当院では患者様が感覚的に捉えやすいように負のループを『不調の種』や『痛みの種』と呼んでいます。
6.回復力は更に下がる
不調の種がある体は、更に回復力が下がり負担の蓄積、また筋肉が縮まって硬くなり‥を繰り返していき、負担を蓄積していきます。
7.不調が出る
上記の1~6で負担が増幅し、不調が出ます。
負担が特定の部位に蓄積していった結果、体は悲鳴を上げることになるのです。
体の悲鳴というのは、痛みやしびれや不定愁訴など不調全般になります。
腰の痛みが出て悪化していく背景(症状例)
痛みが出る背景は、頭から爪先までどの部位でも変わりません。
腰痛が発症する
腰痛の場合、腰に関連した足や背中などの筋肉が縮まって硬くなっていき、骨盤が歪みます。
骨盤が歪むと重心もズレます。
重心がズレると負のループが完成しますので、不調の種が出来ています。
そして不調の種が大きくなっていき、回復力が下がり負担が腰に蓄積していき、腰に痛みが出てくるのです。
腰痛を放っておいた場合
腰に痛みが出ても痛みをそのままで養生無しに生活していると、弱っている腰に負担が蓄積していきます。
筋肉は縮まり硬くなっていき、骨の破壊や軟骨の破壊に発展することがあります。
更に痛みやしびれが強くなっていきます。
小まとめ:負担が蓄積して不調になる
不調の種があると負担が蓄積していき、結果として不調が出ます。
最終的に出た不調ばかりを消そうとアプローチしていても、不調が消滅することはないのです。
体の不調を改善する
不調の種を取ることが解決策
当院では体の不調改善をするために、不調の種を取るアプローチをしていきます。
不調の種は負のループと説明しましたが、不調の種を取ることは負のループが無くなることを意味します。
体が不調になる過程は『筋肉が縮まり硬くなる→骨格が歪む→重心がズレる→不調の種が出来上がる→不調が出る』という負のループです。
不調の種を取ることで負のループが機能しなくなり、根本が改善された回復していく体になります。
具体的な改善部分
不調の種を取る為に、
・縮まり硬くなっている筋肉にアプローチして、筋肉を一定期間柔らかくする。
・歪んでいる骨格にアプローチして、歪みの無い体を一定期間設ける。
この2つのアプローチで、重心のズレに変化が起こります。
その結果、不調の種が無くなり治っていく体になります。
不調の種が取りづらい時
不調の種を無くしてしまえば不調は改善しますが、そう簡単にいかないこともあります。
自律神経に負担を掛けている人は、そもそもの回復力が低い状態ですので、不調の種を抑えるパワーが足りないことがあります。
精神的な不調になる背景
ネガティブな思考が元にある
ネガティブな考えをずっと抱くことによって精神的な不調になりやすくなります。
精神的な負担は体の負担と同じようなもの
精神的な負担を蓄積していくと、体に不調が出やすくなります。
自律神経の繋がり
心と体は、自律神経で繋がっていますので、自律神経に負担が蓄積された場合、精神的な不調も体の不調も出やすくなります。
自律神経の誤作動が不調に
自律神経は体内の働きを管理する神経です。
そこが誤作動を起こしてしまうと、体の働きの統率が取れなくなってしまい、あらゆる不調につながります。
自律神経の負担
自律神経は背骨の近くにメインの神経が位置しているので、首・肩・背中に負担を掛けていると自律神経にも負担が掛かりやすくなります。
ネガティブ思考が強い方は自律神経に負担を掛けやすいかもしれません。
精神的な不調を改善する
自律神経に負担が蓄積することで精神的な不調が出るわけですから、自律神経に負担をかけないのが一番になります。
改善方法の一つとして、〝気分が良くくつろげる〟状態を体感し続けることで、自律神経の負担を減らしていくことができます。
「気分良く」と言われてもピンと来ない方は〝安心〟や〝ほっこり〟を感じることを行うといいかもしれません。
例えば、好きな飲み物を飲むことや、近所を散歩するだけでもいいかもしれません。
読書が好きな方は本を読んだり、音楽を聴くのでもいいと思います。
参考ページ:自律神経
福粋のメリット
1 一貫した施術で安心
最初から最後まで院長の坂本が担当。
信頼関係を大切に、落ち着いた空間で施術を受けていただけます。
2 身体の自然な回復力を重視
不調は「回復力の低下」から。
整体では痛みの根本を探り、治る力が自然に働く状態を目指します。
3 精神面・日常も含めた整体
身体と心はつながっています。
必要に応じて内面への問いかけや、日常生活の見直しもお伝えしています。
4 安全なやさしい整体
無理に押したり引いたりせず、身体が安心してゆるむような刺激で施術を行います。
5 本質的な対話と気づき
痛みや不調の背景にある要因を一緒に探り、気づきにつなげるサポートをします。
6 日常も回復の場にする工夫
施術の場だけでなく、普段の姿勢やセルフケアにも意識を向けることを大切にしています。
7 「依存しない」関係性を大切に
長く通い続ける整体ではなく、なるべく早く自分で整えられる体づくりを一緒に目指します。
福粋のデメリット
即効性だけを求める方には向かないことがあります
初回で激変することもありますが、根本から整えるには時間をかける場合もあります。
根本が整えば、以前と同じ整体を受けたとしても身体の施術に対する反応が良くなります。
痛みだけを強調されると対応が難しいこともあります
「ここが痛い」「痛い」と何度も繰り返されると、体全体を見るバランスがとれなくなることがあります。
逆に痛みの捉え方を一緒に考えて変えてあげることで、全体のバランスが良くなります。
信頼関係を築けないと効果が出にくいことがあります
「まず信じてみよう」という気持ちがある方の方が、回復のスピードも早い印象があります。
施術者は1人のため、予約が集中する場合があります
完全予約制のため、希望の時間が取りにくい日もございます。
早めにご予約いただくことで、希望に沿いやすくなります。
本質的な問いかけが合わない方もいます
心身の深い部分に触れるような問いかけをすることがあります。
ピンと来ない方や抵抗がある方には合わない場合もあります。
その場合は雰囲気をみて、体のみにアプローチする施術に柔軟に変えます。
「治ります」と断言できないことがあります
身体は複雑で、法則だけでは説明しきれない部分もあります。
それでも最善を尽くします。
ご自分の身体の状況を理解するだけでも不安が無くなり安心する方がいます。
福粋はこんな方に向いています
・痛みや不調のせいで、日常生活がままならない方
・つい痛みや不調のことばかり考えてしまい、心まで疲れている方
・根本から元気になりたいけれど、どうすればいいかわからない方
・身体も心も含めて、丁寧に見てもらいたい方
・体に不調はあるけれど「自分自身の感性にもう一度つながりたい」という意欲のある方
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