境界と「火」と「価値」が浮き上がった一日

今日は、ひとことで言うと
「境界」と「火」と「価値」が、はっきりと形になって見えた一日でした。
雑時をしてくれたことと、母への感謝
お昼前、母が整体院 福粋にやってきて、
急ぎで必要なものを持ってきてくれました。
間に合うか間に合わないかの
実際にはかなりギリギリのタイミングでした。
福粋の中を見たい気持ちもあったのかもしれませんが、
それでも、結果として僕の仕事を支えてくれたことには変わりありません。
まずは素直に、
「助かった」「ありがとう」
という気持ちが湧いてきます。
丸亀うどんのテイクアウトと、ガサガサ音へのイラッ
その後、母が丸亀うどんのテイクアウトを買ってきてくれました。
僕の分は大盛りで、一緒に昼食をとりました。
食べ終わったあと、母は空の容器をガチャッ、ガサッと大きな音で動かします。
その音が、耳にかなり刺激的に入ってきて、じわじわとイラッとする感覚が出てきました。
さらに、食後に院内を見て回りながら、
僕がきちんと整理して置いているカードや設置物を、
「適当に触る」という行動が重なります。
玄関の植木鉢も、
「これ、芽が出てるよ!知ってる〜?」と、
悪気なくガサッと持ち上げていじる母。
このあたりで、僕の中のイラつきはかなり大きくなっていました。
食べながら、内側ではすでに統合ワーク(イメージ)を始めていました。
「触るなよ!!」と叫んだ一年前との違い
実は1年ほど前、
母が同じようにガサガサと院内の物を触り続けたとき、
僕はついに堪忍袋の緒が切れて、
「触るなよ!!!」
と、自分史上MAXの大声で叫んだことがあります。
そのとき、母は中腰で目を丸くして、
「なに、大声出して……」と本気で驚いた表情をしていました。
今日の怒りも、腹の底からグワッとこみ上げてくる感覚は、
あのときと似ていたかもしれません。
ただ今回は、感情の強さは感じながらも、
表に MAX で爆発する前に、
イメージで統合ワーク → 再設定へ移ることができました。
ここに、自分の中での大きな変化を感じています。
「価値の領域」に踏み込まれたときの怒り
母がガサッと触っていたのは、
- お客さんに説明するためのカード
- 福粋の玄関の植木鉢
- 僕が「ここは整えておきたい」と思っている配置
つまり、「僕の仕事と価値を象徴している場所」でした。
怒りは、ただの「短気」ではなく、
「そこは大事な場所だから、雑に扱ってほしくない」という、
僕の価値観から出ている反応でもあります。
そう思うと、今日の怒りは、
決してダメなものではなく、
「自分の境界線」と「価値」を守ろうとする
守護の火が点灯したサイン
と感じられるようになりました。
統合ワークと再設定のやり直し
母が「お母さんが帰ると寂しいでしょ〜。
内心、帰ってせいせいしてたりして〜」と笑いながら帰っていきました。
一連の流れを思い返しながら、
書き出しつつ統合ワークをしていると、
「そういえば、食べながらイメージで統合はしたけれど、
“再設定”をしていなかった」ことに気づきました。
そこで、あらためて
統合ワーク → 再設定
をやり直しました。
怒りを感じたことも、統合を忘れていたことも、
すべてをそのまま認めて、再度「意図」を置き直す作業です。
午後の施術①:Mさんの「火の上に板が乗ったイメージ」
14時からは、MさんとTさんが来てくれました。
まずはMさんから。
施術時間は55分・自己評価☆4。
左肩の動きも良く、腕を上げたり回したりしてもらうと、
以前よりスムーズな印象でした。
ガン治療についても、
「自分が病気だって感じがあんまりないんですよね。」
「Yさんのところの民間療法に通っているから、不安にならないんです。」
と話してくれていました。
もし医療だけしか選択肢がなければ、もっと不安が強かったかもしれません。
火を見ると、
ロウソクの火の尖った上の部分に、
水平に板を置いたように“平らに塞がっている”イメージが見えました。
そこで、施術中に
- 第1チャクラ(ザクロの実は少し陰り気味)
- そこから第7チャクラまで
- 「写真を見る感覚」で2周分、順番に意識を通す
- 最後に光の線を宇宙と大地に繋げる
という流れを行いました。
火の上部は、
「上への出口が一時的に閉じている」ような象徴に見えましたが、
それを逆イメージ(出口が整い、上に伸びていく)で静かに整えていきました。
午後の施術②:Tさんの「噴水のような火」
続いてTさん。
施術時間は55分・自己評価☆5でした。
「今日は、頭の上のほうと目の奥がつらいです。」
と話してくれていました。
火を見てみると、最初はMさんと同じように
上が塞がれているような印象でしたが、
改めて意識を向けると、
水色の噴水
(上のしぶきは白色)の絵文字のようなイメージ
がはっきりと見えてきました。
つまり、
- 火が「弱っている」というより、
- 下から上に、水のようなエネルギーが噴き上がっている
- ある高さのところで噴水のように広がっている
という象徴です。
お話を聞いていくと、
「変なのがいます(笑)」という表現のパートナーがいて、
- 家の敷地内にツバを吐かれる
- 液体調味料の蓋をいつも中途半端に閉める
- 何度注意しても、やらない
といった、細かいけれど積み重なるストレスがあることがわかりました。
Tさんは、
「全部が嫌いというより、
やってほしくないことをやらなければ、私は満足なんですよね……」
と、途中でご自身でも気づきを言葉にされていました。
僕は、
「Tさんが、本当はパートナーをどう思っているのか、
そのあたりを自分で知っていくことが、
ストレスの軽減にもつながっていくかもしれませんね。」
とお伝えしました。
チャクラへの意識は、
こちらも第1〜第7チャクラを「写真を見るように」二周し、
最後に光の線を宇宙と大地に繋ぐところまで行いました。
今日の気づき:「境界 × 火 × 価値」をどう扱うか
こうして振り返ってみると、
- 母とのやり取りで感じた、価値の領域への侵入と怒り
- Mさんの、火の上が板で塞がれるイメージ
- Tさんの、噴水のように噴き出す火のイメージ
これらはすべて、
「自分や相手のエネルギーが、どこからどこへ流れようとしているのか」
というテーマでつながっているように感じました。
怒りが出ることも、出口が塞がることも、噴水のように噴き上がることも、
どれも「悪いこと」ではなく、
「今ここで、境界と火と価値を整え直すタイミングですよ」
というサイン
なのかもしれません。
今日の再設定の言葉
最後に、今日の自分への再設定として、
こんな言葉を胸の中心とお腹の火に届けました。
「私の大切な領域は、私の価値と共に静かに守られる。」
この言葉を置くと、お腹の奥と胸のあたりが、
ほんの少しだけ、しっとりと静かに落ち着いていく感覚がありました。
境界線は、人を拒絶するための壁ではなく、
「自分と相手の火が、それぞれの場所で心地よく燃えるための線」
なのかもしれません。
整体院 福粋 坂本安楽
Tさんの前回施術の様子:揺れる火を見守る午後
