2型糖尿病の改善

関節の痛みと病気は重要度は変わることもあるかもしれませんが、大本のメカニズムは同じだと考えています。

それは、発症に必ず理由があって起こって来る事象だからです。

 

病気は素直に考えれば難しくはありません。

 

2型糖尿病の改善について可能性のある記事をここでは書いていきます。

糖尿病

2型糖尿病と呼ばれる糖尿病は、生活習慣病と呼ばれています。

 

患っている人には様々な事情があると思いますが、生活習慣病は薬を飲むのではなく「習慣を変えることで多くの場合、治っていく」と当院では考えています。

 

生活習慣病の2型糖尿病を説明するのに、1型糖尿病を説明した方が理解しやすいです。

1型糖尿病

膵臓の中にランゲルハンス島という組織があり、その中のベータ細胞(β細胞)という細胞からインスリンが分泌されます。

(なぜランゲルハンス島と呼ばれるかというと、ランゲルハンスさんという方が顕微鏡で膵臓を観察していた時に“海の中にある島のような細胞”がある、と発見したからだそうです。

その後、他の人たちがランゲルハンス島の働きを発見したそうです。)

 

膵臓からインスリンというホルモンが出なくなり高血糖が続く状態を1型糖尿病と呼びます。

体が機能しなくなる

インスリンが膵臓から分泌されないことで全身の細胞に糖が供給されなくなります。

エネルギーが無くなっていくことで、体の全ての細胞が働けなくなっていきます。

 

全ての細胞が働けないということは、体の各器官が機能しなくなるということです。

やがて命が脅かされていきます。

外から入れるインスリン

インスリンを血液中に注射をすることで各細胞にエネルギー供給されて通常の生活が送れるようになります。

注射している人が注意していること

その際、インスリンの注入量が多すぎると急激に血液から細胞へ糖が移動しすぎてしまうので、低血糖状態になり細胞にエネルギー供給できなくなるので生命に危険な状態になってしまいます。

 

他にも断食や食べないダイエットをすることで、インスリン注射を定期でしている場合、血液中の糖が無くなって低血糖状態になってしまうので危険です。

 

1型糖尿病や2型糖尿病が進んでいる人は低血糖状態を体感しやすく低血糖対策に飴(糖)を持ち歩いている人も多いと思います。

 

膵臓からインスリンが分泌されなくなり高血糖が続くのが1型糖尿病です。

2型糖尿病

疲労する膵臓

膵臓はインスリンというホルモンの他にも消化酵素を出す臓器です。

消化酵素を食べたものに混ぜることで、腸で栄養の吸収がしやすいようにサポートしている臓器です。

 

膵臓は飲食したものに消化酵素を出していくのですが、暴飲暴食をすることで大量の消化酵素を分泌し続けます。

 

膵臓など臓器は筋肉で出来ています。

膵臓がホルモンや消化酵素を分泌し続けて疲労困憊することがあります。

 

膵臓の筋肉は疲労困憊することで動きづらくなり分泌活動もしづらくなります。

分泌されづらいインスリン

膵臓が疲れて分泌量の少ないインスリンは、糖を細胞に送る量も少なくなり血液中に糖が増えていきます。

体を動かすエネルギーが減って血糖は高くなっている状態です。

 

暴飲暴食が変わらず続けられた場合、更に高血糖が続きます。

病院へ行くと2型糖尿病と診断されることになります。

症状が進行していくと‥

細胞自体には糖が運ばれないので体は糖が足りなくなり痩せていくことになります。

 

暴飲暴食をして血液中に糖があったとしても、血液中に沢山の糖が漂っているだけだからです。

 

膵臓が疲労して働かなくなっていき、膵臓の状態は1型糖尿病に近付いていきます。

糖尿病の薬の中には膵臓を鼓舞させてインスリンを強制的に分泌させる薬もあります。

 

疲労困憊している膵臓に薬によってムチが打たれ続けます。

働き続けた膵臓は動かなくなっていきます。

知らないことが問題

上記のような薬の作用を知らないで「薬を飲んだら治る。」「薬を飲んだら膵臓が元気な状態に戻る。」と勘違いして使っている場合があるかもしれません。

 

知らないで飲み続けた場合、膵臓が疲弊していき1型糖尿病を回避できなくなってしまうかもしれません。

 

副作用がどんなものなのか知らずに権威のある人の話を鵜呑みにしてしまうのが問題です。

薬を飲まなかったら

薬を飲まなければ糖がエネルギーとして使えない状態が続くので、生活では頑張りが効かなくなっていきます。

 

例えば、薬を飲まないでいると仕事では無理ができなくなっていきます。

 

逆に、薬を飲むことでエネルギー供給が改善し患ってからの今までよりもパワフルに仕事で無理できるようになります。

ただ、薬の効果は膵臓が持ちこたえてくれている間だけの期間です。

 

薬を飲んでも飲まなくても、最終的には食生活がカギを握っていると思われます。

2型糖尿病を治す

多くの2型糖尿病改善は基本的に難しくはないと考えています。

 

高血糖だったものを今までより血糖を下げることだけを意識すればいいからです。

 

食べなければ膵臓が回復するからです。

休肝日・休膵日

アルコールを飲む人には休肝日という言葉があります。

暴飲暴食をする人にも休膵日があってもいいと思います。

 

脅すわけではないですが、膵臓に負担が掛かることでインスリンが分泌できなくなるだけでは済まなくなることもあるかもしれません。

 

暴飲暴食によって膵臓は自分が壊れるほどのフル回転で活動した結果、働けなくなっているはずなので、休ませるのがケアになるのです。

 

ただ、病状が1型糖尿病に近い人は急激な飲食物の増減に体がついて行けない場合もあるかもしれないので、穏やかに行うのがいいと思います。

休膵内容

血液中の糖がポイントです。

血液中の糖が多くならないように意識します。

 

単純に食べる量を減らしたり、食事回数を減らして3回食べていたら2回にするのが考えなくて楽にできると思います。

 

お菓子やジュースは食べないことにします。

甘い物を制限することで血液の中の糖は減ります。

 

これだけでかなりの休膵ができると思います。

膵臓の休養だけでなく、肝臓や腎臓も休めることができると思います。

食べなくても血糖が高い

3食しか食べていない、その3食は普通の和食という人でも高血糖になっている人がいます。

 

いつも怒っていたり潜在的に怒りが溜まっている場合、自律神経の働きによって血糖が上がります。

 

飲食が乱れていないのに血糖が高い人は、ネガティブな思考状態は避けることでも休膵になります。

食欲の抑制をする

糖尿病では「病気が食べさせる。」という人もいるように食への欲求が最大化する可能性があります。

 

血液の中の糖が多い状態が続くと体外にある糖を更に呼んで、糖分を摂りたくなる作用もあります。

 

このような「食べたい」状態というのは我慢が非常に難しい状態でもあります。

なぜ、食欲が暴走していると思いますか?

原因など色々とあると思いますが、胃が底なしになるように作り上げられてしまっているから食欲が暴走します。

 

ダイエットできない人も全く同じです。

「痩せてカッコよくなりたい!」「食べたら私の人生が終わる!」と強く心に誓っても、食べてしまう。

 

食べることは生きることにイコールですが、それ以外に精神的な飢えがあり食べ物などで紛らわしているからです。

自分の中に空いた穴を埋めようとする行為です。

 

他にも似たような心理的症状で、アルコール、買い物、ギャンブル、性行為など、一時的な快楽で自分の中に空いた穴を埋めようとする行為なのです。

 

なので、食欲の暴走を止めるには心の穴が出来ないようにすれば解決するのです。

 

「周りの人が自分に厳しい。」

「社会全体が厳しい。」

このような状態にピンとくることがあると思います。

 

この状態では世の中は厳しくその反動で甘いものを摂り入れたくなります。

 

食事以外、中毒行為以外の部分で自分を満足させたり、自分に優しくすることで穴は埋まっていきます。

まとめ

2型糖尿病を改善するには、膵臓の疲弊に目を向けることが一番です。

 

そして、

薬の副作用

飲食の仕方

休膵日

自分の中に空いた穴

を認めて調和していくことで改善に向かいます。

 

そして、血液をクリーンにしていくことも大切です。

 

膵臓は筋肉です。

筋肉は疲労したり負担が増えると、縮まって硬くなり血行不良になっていきます。

 

糖尿病の方の背中は硬くなっています。

 

当院は整体によって筋肉のバランスを整えて血行改善することができます。

 

そして膵臓に関連のある筋肉を弛めることでも膵臓の負担が減ると考えています。

 

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