ありがとうは、すでにここにある 〜母からの支えに気づいた日〜
つい先日、ふと心に温かい風が吹き込むような瞬間がありました。
「なんとか整体院を続けられているのは、母の支えがあったからなんだ」と気づいたのです。
数年前、整体院の経営は決して楽ではありませんでした。ときには車のガソリン代さえ気にしながら、やりくりしてきた時期もあります。そんな時、どうしてもお金が足りないときには、母に助けてもらうことが何度かありました。
けれど、私はずっと母に頼りたくないと思ってきました。20歳を過ぎたころから、母との距離を自然と取るようになっていたからです。理由は、過去の挫折や母の言葉を通して、「自分を否定されているように感じた」こともありました。そんな心境から、「母に支援されるなんて…」と頑なになっていたのです。
しかし先日、ガソリン残量のランプが点灯したとき、思い出が蘇ってきたのです。
あの頃の、「焦りと不安に支配される瞬間の感覚」の中で違う閃きの感覚が入り込んだ光景を。
「待てよ…お金がなくても、車を運転できている。整体院を続けられている。飢えることなく過ごせている…」
その背景には、間違いなく母の支えがあったのです。その瞬間、「ありがとう」という言葉が心の奥から自然に湧いてきました。
母に対する距離感や苦手意識がすべて消えたわけではありません。それでも、「支えられてきた事実」を受け入れられたことは、大きな変化でした。
バシャールの『隣の部屋』の例え
この出来事は、以前バシャールが語っていたメッセージを思い出させます。「あなたが苦悩の部屋にいるとき、隣の部屋には幸せなあなたがいるようなもので、それくらい苦悩と幸せは近くにあるのです。それだけ幸せへのチェンジは簡単なのです。」
まさに、母親からの支えの気づきはその『隣の部屋』へのドアを開けた瞬間だったのかもしれません。外側の状況は大きく変わらなくても、内側の見方が変われば、もう違う部屋にいるのです。
整体でも同じです。日々の生活の中で気づかないうちに、体や心はたくさんのものに支えられています。筋肉や関節、呼吸、心の安定…それらが整っているからこそ、毎日を過ごすことができます。
「ありがとうは、すでにここにある」
そう気づけたことが、これからの私の力になると感じています。
— 坂本安楽(整体院 福粋 院長)