殻を超える手 〜体の芯に触れるということ〜

殻を超える手 〜体の芯に触れるということ〜

木漏れ日の中で静かに灯る内なる火(殻の内側に宿る光)
守ってきた殻の内側に、火はまだ、静かに灯っている。

人は誰でも、自分を守るための“殻”を持っています。
これは心のことでもあり、体のことでもあります。
誰かに触れられたときに「怖い」「緊張する」「痛い」と感じるのも、その殻があなたを守ろうとしているから。

けれど、その殻の内側では、いつも“回復の火”が静かに灯っています。
整体では、その火に手が届いたとき、体が自然にゆるみ始めます。

今日はそんな「殻を超える手」について、お話しします。


芯に触れるということ

「芯に触れる」というのは、強く押されることではありません。
あなたの体の奥にある“生きる火”に、そっと手が届くこと。
そこに気づいたとき、体はゆるみ、呼吸が深くなり始めます。

殻は悪者ではありません

人も体も、ときに自分を守るために“殻”をつくります。
その殻は悪者ではなく、あなたを守ってきた証です。
けれど、もし少し息苦しく感じるなら、その内側で静かに燃えている“回復の火”を思い出してみてください。

静かに動き出す瞬間

その火に手が触れたとき、あなたの中で何かが静かに動き始めます。

殻の外に出ようとするその力を、僕は施術を通してそっと見守っています。