頭痛に悩む人の共通点

頭痛に悩む人の共通点

当院に来られた方を対象にヒアリングと検査を行っています。
そこから見えて来た事象をシェアしますね。
頭痛は強い精神的ストレスを抱えている方が圧倒的に多い印象なのですが、精神的ストレス以外の共通点を見つけました。

絶対的な共通点ではありませんが、頭痛に悩む人の共通点が浮かび上がってきましたので、回復の参考として目を通していただければと思います。

〈共通点1〉ストレートネック

ストレートネックとは

首の骨のカーブが無くなり、まっすぐに伸びた首を指します。

「まっすぐになっているから正常」というわけではありません。

首のカーブが失われ、自然な状態からズレている状態になります。

左が猫背で頭が前に出ている人。
右がバレリーナのように姿勢が良い人。

左が猫背で頭が前に出ている人の首のレントゲン。
右がバレリーナのように姿勢が良い人の首のレントゲン。

(上の絵とレントゲン〈左〉)猫背で頭が前に出ている人の首がストレートネックになっている。

(上の絵とレントゲン〈右〉)バレリーナのように姿勢が良い人の首がストレートネックになっている。

姿勢が全く違う人でも、それぞれ首の骨は真っすぐになっているのでストレートネックになっています。

〈共通点2〉首と肩の筋肉が硬くなっている

首の筋肉が硬いパターン

首の筋肉を示している絵

首の筋肉が硬くなっている方は、回復力に影響が出ます。

 

自律神経分布図

自律神経分布図

上の絵は自律神経が各臓器へ繋がる分布を表しています。

首の筋肉が硬くなると自律神経に筋肉による圧迫の負担が掛かり、回復力が落ちて体調が回復しづらくなる可能性があります。

 

参考ページ:自律神経

 

肩の筋肉が硬いパターン

肩の筋肉を示している絵

肩の筋肉が硬くなっている方は、指や腕が疲れていたり、パソコンを使う仕事をされている方が多いです。

手指の負担から手首が硬くなります。

手指から負担が溜まり、肩の筋肉が硬くなる流れを表す絵

手首から負担が溜まり、肩の筋肉が硬くなる流れがあります。

肩の筋肉が硬いと、首や腰にも負担が掛かりやすくなります。

 

巻き肩

巻き肩

長年の肩の負担で「巻き肩」という肩が前に出た姿勢になって更に肩が疲れやすくなります。

巻き肩は負のスパイラルに陥りやすい状態です。

首の負担が増えると‥

首への負担が続く状態は、頭痛以外にも不調を引き起こす要因になります。

頸椎(首)周囲の筋肉や骨・軟骨や神経を表しています

筋肉が硬縮した首では、頸椎(首)周囲の筋肉や骨・軟骨や神経に常に負荷がかかり、その負担から、首の怪我をしやすくなったり、椎間板の変性(頸椎椎間板ヘルニア)、頚椎症、胸郭出口症候群などの不調に発展していく可能性があります。

 

なぜ、定期的に
頭痛になるのか?

頭痛に悩む女性

テレビなどで頭痛CMを頻繁に目にすることからも頭痛に悩む方が多く、手軽に頭痛薬を飲むことでその時の痛みはおさまったとしても、「定期的に頭痛になる潜在的な慢性頭痛」が全国的に増えている‥、と感じます。

 

頭痛が発生する理由が分からなければ、毎回頭痛が起こる前兆を感じた時点で先回りの頭痛薬を飲むなどして対症療法でしのぐしかありません。

 

当院では頭痛の根本原因を追究する整体をしています。
頭痛にならない体は血行が密接に関係していると考えています。

脳の血行が悪いと頭痛に‥

脳と血管を表す絵

頭痛が発生するのには理由があるはずです。

心臓の押し出す血液が脳に届きづらい状態の時、

脳の血行が悪くなり、頭痛が発生すると考えてます。

 

痛みに惑わされずに‥

頭痛は筋肉のコリが起因になることが多く、長年放置して蓄積された負担が複雑に絡み合って筋肉バランスが偏り硬くなっていきます。

 

また、栄養知識の認識のズレで塩を減らす生活を続けていると頭痛になりやすくなると考えています。

週に1~2回くらい、ティースプーン半分くらいの塩を舐めたり、食事に加えることで頭痛の頻度が減ったり症状が軽くなることもあります。

腎臓が悪い方は医師に相談してから行ってください。

 

特に症状がこじれている場合、痛みを消そうとすればするほど、治りにくくなってしまいます。

 

「痛みを棚あげ」して、「どうやって体を良くするか?」に視点を移して行動すること、身体と心のバランスをとっていくことが大事です。

 

参考ページ:問題があって頭痛を起こす

 

参考ページ:子供の頭痛