熱中症に要注意
近年では春になったら急激に気温が上がる日が出てきますね。
体が気候の変化に対応できないことで熱中症になることがあります。
昔はカンカン照りの中で運動や仕事を長時間することで体の中の熱が逃げなくなって熱射病として発症していたものが、今では室内にいても熱中症を発症することがあります。
また年配の方で何かしらの薬を毎日飲んでいる人は薬を飲んでいない人よりも熱中症になりやすい、と考えられます。
要注意の理由
熱中症を説明する為、人が生きていく為にまずは必要なものを挙げていきます。
・空気
人は空気が無ければ直ぐに息絶えてしまいます。
なので、絶対必要です。
・水
人は水が無ければ、1週間くらいで息絶えてしまいます。
なので、絶対必要です。
・睡眠
人は睡眠を全くしなければ、1週間を過ぎた辺りで息絶えてしまうそうです。
エネルギー供給の為に、絶対必要です。
・食べ物
人は食べ物が無ければ、2~3週間で息絶えてしまいます。
なので、絶対必要です。
熱中症に罹り、重症だった場合、その日のうちに息絶えてしまうこともあります。
なので空気が無くなるのと変わらないくらい注意しなければならないと考えられます。
そして、日本の全体的な生活習慣が健康的でない部分が戦後から現在まで拡大してきているので、その部分に気を配ることで更に健康に過ごせると感じています。
熱射病
日中暑い中で体温が上がり続けてしまうと熱射病になりやすくなります。
昔からある炎天下で起こる体調不良です。
汗によって体温を下げる
人は汗の蒸発によって体温を下げています。
汗を掻いても体温が下がらないでいると、更に汗を掻いて体液が減ってしまい脱水を起こしたり、様々な変化により熱射病になります。
熱中症
熱射病にプラスして体の力が低下している人に起こりやすくなります。
海外の先進国ではガンが減ってきているのに、日本は今や2人のうち1人がガンになる、と言われているほど、国民全体的な体が弱っている可能性があるのです。
医学が進んでいるならば、ガンは減るはずですよね?
そこだけ見ても、日本人はもう一度健康について熱中症が多くなることで考え直す機会を与えられているのかもしれません。
熱中症を予防するには
炎天下で運動や仕事をしていても熱中症にならない人たちがいるのをご存知でしょうか?
それは体が元々強い人たちです。
そして、人はいくら体が強くても限度があります。
その限度を広げることができるのは、対策をするからです。
あらかじめ対策をしていることで体が強い人よりも熱中症になりづらくすることができると考えています。
塩
塩の大切さについて説明します。
汗を掻くような暑い状況下で脱水を避ける為に、
例えば、沢山の汗を搔きながら水だけを飲むことを続けたとします。
そうするとそう長くない時間で重篤な体調不良になります。
塩が足りない
汗には水の他に塩やミネラルが含まれていて、汗を掻いた分の量の水だけを飲んでいると段々と塩が体の中から無くなっていきます。
人は塩が一定量無いと体が機能しなくなり生命維持できなくなります。
日常的に塩を減らしている人の体は塩分が少ない状態なので、暑くて大汗を掻く状況では急速に生命維持する塩が足りなくなる可能性があります。
なので、大汗を掻くことが予想できる場合は数日前から多く摂ったり、当日ならば大汗を掻く前に塩を摂り、大汗を掻いた後も補充の意味合いで塩を摂ることです。
自然塩はミネラルが入っている
塩で一般的な食塩ですが、体の維持に必要なミネラルが含有されていません。
塩を摂るならミネラルが入っている海水を天日干しして作った塩や山で採れる岩塩などがお勧めです。
岩塩も大昔の海水が元になっています。
塩だけ摂取すると私の場合はいっぺんに5グラム摂ると胸が焼けるので胸が焼けない1グラム程度を摂ります。
もしくは、水分補給の水に塩を混ぜておいたり、食事の味付けで塩を多めにしたり、バリエーションは様々考えられます。
体に塩が足りている場合、塩を摂取するとかなり塩辛く感じるようになっています。
体調に合わせて自分の舌を信じて塩分調整することをお勧めします。
水
水道水には消毒液が含有しているので、浄水器を通した水がお勧めです。
もしくは、売っている水がお勧めです。
一番いいのは、山で岩の間から湧き出ている水です。
飲む量としては汗を掻いていてもおしっこが出るくらい飲むことをお勧めします。
汗で出る水分量、皮膚から蒸発する水分量、尿で出る水分量の水を摂ることと併せて塩を摂ることで、基本的な熱中症予防ができると考えています。
熱中症予防してなかった場合
熱中症について対策していない場面もあると思います。
マズいのはじっとしていても汗がたらたらと流れて来る状態は、その状況を続けていると脱水が進んでいき熱中症になってしまいます。
早急な対策として涼しい所へ移動し体を冷やすと同時に経口補水液を摂ることが一番の対策と言われているかもしれません。
経口補水液・スポーツドリンク
経口補水液はスポーツドリンクよりも塩が多く糖分が少なく入っています。
どちらにも電解質(ミネラルの一部)が入っています。
経口補水液は脱水の時の為に作られていて、スポーツドリンクはスポーツ時に活力が落ちないように作られているようです。
吸収の速さ
経口補水液とスポーツドリンクは美味しく脱水を防ぐ為に糖分によって浸透圧が調整されているようです。
例えば、ジュースとスポーツドリンクを飲み比べると浸透圧(液の濃さ)の関係で、スポーツドリンクの方がジュースより体に吸収されるのが速くなります。
塩と電解質と糖分と香料を含む水分が、ジュースよりも速く体内に吸収されやすいということです。
そして、スポーツドリンクよりも経口補水液の方が体への吸収が速いです。
そして、経口補水液よりも水が吸収が速いと思います。
何か食べ物と一緒に摂取してしまうと水分の吸収は遅くなります。
糖分
経口補水液とスポーツドリンクの糖分は500mlペットボトル1本飲むとすると、経口補水液は角砂糖3個を摂取することに、有名スポーツドリンクは角砂糖5個を摂取することになります。
ダイエットや糖尿病を気にしない人なら問題ないですが、健康を気遣っている人なら毎日飲むことは避けたいですね。
緊急時に機転を利かせて熱中症対策するのも重要ですが、前々から準備(このページを読んで対策)しておくことで危険性を回避できます。
熱中症になりやすくなること
血圧を下げる薬を飲んでいる
血圧を下げる薬を飲んでいる人は熱中症に罹りやすくなると考えられます。
このページの最初の項で人が生きていく為に必要なものとして、無いとすぐに息絶えてしまう「空気」を挙げていました。
空気の中でも酸素が無いことで生命活動に支障をきたします。
病気などで梗塞系では、血液が届かないことで組織が壊死してしまうと聞いたことがあると思います。
同じように血管が塞がるわけではないですが、自然な血圧よりも下がり過ぎ血液が体の隅々に届かないことで、過酷な環境になるほどに酸素が届かず重篤な症状を引き起こしてしまいます。
特に年配の方の室内での熱中症などは、血圧を下げる薬を飲んでいることで血流が低下して必要な酸素が届かなくなる可能性があると思います。
関連ページ:高血圧の時、血圧は下げなくてもいい?
減塩を行っている
病気が大きくなり過ぎて危険な状況の人は別ですが、毎日減塩を行うことで、塩の少ない体になり活力が低下してしまいます。
塩が少ない体は水を溜めないので、血液や体液が少なくなります。
体の水分が少ないので汗を掻くことで脱水状態になりやすいです。
上のように「血圧を不自然なほど下げている」「不自然なほどに減塩している」のなら、体に不自然なことを止めることで、血流が良くなり脱水にもなりづらくなることで熱中症にもなりづらくなります。
当院の整体がお役に立てます
塩が足りてない体は活力がなくなって生命維持の働きも低下してしまいます。
環境が過酷になれば、更に体を守れなくなってしまいます。
別の視点から体を見ると、筋肉が硬いことで血管を潰して血液が全身を巡りづらくなります。
血液が巡らない体は、体の働きが低下しています。
その時その時の環境に適応できる体は、筋肉が柔らかく血行もいいです。
当院の整体によって筋肉を弛めると、潰していた血管の圧迫が改善され血液が通りやすくなるので、体の弱い方でも熱中症体質を改善していくことができると考えています。
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