痛みの要因
股関節の痛みには様々な要因があります。
・歩く時、片側の股関節に体重を乗せるとズキッとする
・股関節が痛くて階段がツラい
・つたい歩きをしないと股関節が痛く歩くことが出来ない
・歩いた後にお尻から股関節にかけていつも痛みがある
このように脚を動かす時に股関節に痛みが出て、長く歩いた後や座り続けた後に痛みが強くなったり、体に負担を掛けて生活していると更に痛みが強くなるなら、大方は骨盤周辺の筋肉が要因になっていると考えられます。
そして、痛みの原因になっている筋肉は柔らかくなく硬くなっていたり、力が発揮できないようになっていたりすることで、股関節に負担を掛けています。
その負担から発展して、股関節や腰椎の変形に至る場合もあり得ます。
股関節痛の回復の妨げになるもの
日本の医学では「痛みをシャットアウトする」治療がスタンダードになっております。
ですが、痛みのシャットアウトのみでは痛みの発生する元の回復の妨げになる場合があり、痛みのシャットアウトだけを続けていると、股関節の悪化を招く可能性があります。
今の医学でのその先は、「股関節がまだ痛むのなら、関節を金属に取り換えましょう。」というスタンスになっています。
当院では痛みのシャットアウトを繰り返すのではなく、「股関節が健康な状態は、回復力が働いていることが一番」だと伝えています。
股関節が回復することで、痛みに悩むことはなくなると考えているからです。
この先をお読みいただくと自然な回復の参考になると思います。
まず、避けた方がいいことを3つの項目に分けて回復の為に書いていきます。
1)痛み止めで痛みのシャットアウト
「痛みをシャットアウト」と聞くと、痛みが無くなるのでいいことだと受け取られやすいかもしれません。
痛み止め・ブロック注射・湿布は痛みを感じなくさせるのが対症療法といいます。
対症療法をすることで、日常で股関節の痛みを感じなくなったとします。
痛みが無いので、股関節を使い続けたとします。
その結果、弱っている股関節はどんどん悪くなります。
本来、股関節に負担の掛かる特定の動きで痛みを感じることで動きにストップを掛けることができましたが、痛みが感じなくなることでこれまで以上に股関節に負担を掛けられるようになってしまうからです。
2)画像検査を過度に信じる
股関節に痛みを感じて整形外科へ行きレントゲン検査・MRI検査を受けたことがある人が多いかと思います。
そして、言われるのが、
股関節の受け皿が元々浅いようです
軟骨がすり減っています。変形性股関節症です
関節に壊死があります
または、
特に「すり減り」や「関節の壊死」という言葉とともに自分の股関節の状態を説明されると、不安感や恐怖感が強くなります。
そのような状態でも回復することができる可能性があるのですが、このように言われた結果、改善への道が閉ざされたようになり、他の回復方法を探すことが困難な心理状態に陥ることがあるので注意が必要です。
このように言われた方が当院へ来院されることがあるので、まず他の回復方法があることをお伝えしています。
参考ページ:股関節の回復の方法を詳しく
3)股関節の手術はどうか?
手術は悪化している股関節を切り取って関節器具と置き換えたり、骨を切ってずらして関節の角度を変えるというような西洋の治療法です。
股関節を緊急で手術をしないといけない状況はかなり少なく、手術を受けるかどうかはじっくり考える時間があると思います。
人は大きな恐怖を感じている場合はその恐怖から逃げる選択だけしか見えなくなります。
落ち着いて時間をある程度かけて治療を決断するのでも間に合うと思うのです。
なぜなら、痛みを毎日感じていたとしても股関節の変形が進むのはゆっくりだからです。
歩き回ったりして股関節を使わなければ、痛みも悪化しづらいはずです。
痛みによって人は思考が左右されやすいので、その時にお医者さんが処方した痛み止めやブロック注射で痛みを緩和してもらって、痛みが落ち着いている状態でじっくりと自分の答えを出せばいいと思います。
考えている期間を使って当院の整体を受けていただくことで、股関節の変化のきっかけになるかもしれません。
手術を否定するつもりは全くありませんが、手術したとしても原因がまだ残っていたら、健常な方の股関節、膝や腰にも不調が出てくる可能性があります。
逆に既に膝や腰が慢性痛になっている方が、股関節の痛みを始めて経験した方もいると思います。
当院では関節同士は関連しあっているものだと考えています。
股関節の痛みのメカニズム
変形性股関節症
変形性股関節症は、骨盤の臼蓋(受け皿の骨)と大腿骨の骨頭(先端が丸くなった骨)の骨や軟骨がすり減ったり変形することが原因で、痛みや動かしづらさ、足の左右の長さの違い(悪い方が短くなる)、股関節の動きに制限が出る病気です。
40代以上の女性に起こりやすく、臼蓋が小さく関節のはまりが浅いといった臼蓋形成不全などで生まれつき股関節に負担が掛かりやすい人は若年で起こる可能性がある。
上の記載の中で、「骨や軟骨がすり減ったり変形することが原因の‥‥病気。」と動かし難い前置きがあったら、すり減ったらもう終わりと思ってしまう方もいるかもしれません。
しかし、その考えちょっと待ってください。
なぜ、変形性股関節症になるのかといえば、股関節に掛る負担をそのままにして暮らしているからです。
最終的に硬い骨でも変形することになってしまいます。
予防の観点から言えば、変形性股関節症になりやすい方でも股関節に負担を掛けない知識を持って生活することで、変形性股関節症になるのを防ぐことが出来ると思います。
診断名が付くことで、診断された方はその病気の進行を心理的に受け入れやすくなってしまいます。
お医者さんの多くは基本的に悲観的な考えを持って治療しているようです。
なので言う通りに「痛みのシャットアウト」だけ行っていたら、股関節に掛る負担は変わらないはずなので、股関節は悪化していく可能性があります。
なぜこのような「すり減り」と呼ばれる異変が体に起こっているのか、という真の原因へ目先を移すことが重要です。
また、病院で検査して診断名が付かず「原因不明」と言われたとしても、痛みが出る原因が身体にあるはずです。
股関節の痛みの要因の1つに、当院では筋肉に関係した「重心のズレ」が起きていると考えています。
「重心のズレ」からの痛み
腰から下の痛みには「重心のズレ」が関与していることに気付くことが重要です。
重心のズレを放っておくと、最終的に回復力が低下し治るはずの痛みも難治化してしまいます。
重心のズレ① 重心のズレ → 痛み
重心がズレていると、負担がいつもどこかに掛かっている状態になります。
その結果、
重心のズレ
▼
骨盤の歪み
▼
筋肉の硬縮
▼
痛み
重心のズレ② 痛み → 骨・軟骨変形
重心のズレからの痛みを放っておくと‥
重心のズレ
▼
骨盤の歪み
▼
筋肉の硬縮
▼
痛み
▼
骨・軟骨が変形
という流れが出来てしまいます。
骨や軟骨の変形とは変形性股関節症のことです。
重心のズレ③ 筋肉の硬縮 → 重心のズレ
骨と骨を繋いでいる筋肉が縮まって硬くなることで、骨と骨の位置が変わってしまい歪みが出ます。
筋肉の硬縮
▼
骨盤の歪み
▼
重心のズレ
というように、重心のズレが出来てしまいます。
収縮したまま緊張している筋肉によって体は不調にもなるのです。
理想的な重心では‥
重心のズレが修正されて適正な重心になると、関節の負担が大きく減ることになるので回復が起こりやすくなります。
そして筋肉は柔らかくなり硬くなりづらくなります。
「なぜ骨や軟骨が変形するのか?」という問題の原因も回復が起こることで解決しやすくなるというわけです。
祖母の病気に学ぶ
関節の痛みが続いた祖母
私が整体を学ぶ前から、祖母が股関節と膝の不調で整形外科にいくつか通っていました。
病院の送り迎えなどをして祖母を見守っていたのですが、年単位で関節が悪くなっていったのです。
祖母はその後、病気になり天国に旅立ちました。
私は祖母に何もしてやれなかった事実が残り、「これがどうにもできない老いや運命というものなのか‥。」と、ずっと考えていました。
予防の重要性
祖母の終末の人生では病気と呆けも混在していたので、その病気になる前に目を向けました。
関節の痛みというのは当人がどんなに痛く感じていても周りは気付きづらいもので、当初一緒に暮らしていた私たちは「痛いのかな」くらいの印象だったと思います。
症状が進んで、祖母は痛みや体が自由に出来ないストレスからお茶菓子の量は増えていき、当然、血の濁りが血液中に血栓を作り、糖尿病になっていく‥。
当時は「おばあちゃん、運動した方がいいんだよ」と声を掛けても、祖母は反発することが多くなっていきました。
祖母は股関節と膝を悪くした結果ストレス増で病気になった、と考えられます。
関節で人生が変わる
今の私がそこにいたならば祖母の人生は変わっていたかもしれません。
ただ、祖母の病気をきっかけに私の人生は大きく変わりました。
これまでに得た知識や知恵は、関節痛に悩んでいる方に役立てられるからです。
関連ページ:股関節が痛くて歩きづらい
院長あいさつ
はじめまして。
整体院福粋の坂本安楽と申します。
元から体のことに興味がありました。
自分の体で何かしら実験するのが好きで、最初は趣味で始めた整体でした。
「目の前の人の不調を良くしたい!」「不調をどうしたらよくしていけるか?」と長年試行錯誤していたら今の状態になりました。
これまで様々な経験をさせて頂き、病に伏せた家族からも自分の不調からも気付きをもらったと思っています。
沢山の気付きから思うことは、まずは不調と向き合い、そして「陰と陽があって欠けることのない自分だ」と思えることが最高に健康な心身の出発点になると考えています。
そして、痛みがなくなることだけでなく、痛みのない日常でも“体を感じられる心”を育てていきたいです。
悪循環になる前に、一度、体と向き合ってみませんか?
痛み(しびれ)で困っている人、病になりたくない人、病で困っている人に私自身お役に立てると思っています。
このホームページが、あなたの一歩のきっかけになれたら嬉しいです。
今が、変わるきっかけになる
かもしれません。
通っていましたが‥
秋山きみえ様 64歳 埼玉県行田市
7~8年くらい前から 右股関節変形症と診断され、整形外科、リハビリ、他の整骨院等に通いましたが、右足つけ根が痛く、腰も痛いといった状況でした。
両親の介護、入院生活の介助などと重なり、足をひきずりながら、痛みどめ薬をのんだり、しっぷをはったりして無理をして動かざるをえませんでした。
そのうちに、体がかしいでしまうようになり、右脚全体が重く、夜ねていても右脚のうしろを伸ばすことすらできませんでした。
動き出しが悪く、家の中では、はったり、ものにつかまったりして移動していました。
整形外科に行き、レントゲン検査をすると、生まれつきの臼蓋形成不全と言われ、リハビリにも通いました。
また腰の骨も少しつぶれかけていることがレントゲンで分かりました。
筋力をつける努力を続けるように言われました。
それと、最後には、部品をとりかえる手術しかありませんと。もともとダメな部品で歩いているわけで、リハビリも限界があり、すっかり治ることはありませんと。
以前は右脚のうしろが全く伸びませんでしたが、ようやく 気もちよく伸ばせるようになりうれしいです。
自分の体のどこがよくないのか、少しずつ分かるようになりました。
腰とか、骨ばんをおおっている筋肉とかがこわばって張っているなどです。
体全体が楽になってきました。
毎回チェックして、その日の体の状態をよくきいて観察してくれ、それに合った施術方法を先生が選たくしてくれることです。
以前の治療では、股関節だけをリハビリしてもらいましたが、いつも体全体をチェックしてくれるところが違います。福粋式のストレッチもていねいに教えてくれます。
この痛みや辛さをあきらめている方、手術しかないとかもう治らないですから、うまく痛みなどとつき合っていってくださいと 言われた方に。「あきらめない!」「必ず、いっしょに治しましょう!」と熱心にサポートしてくださる先生に感謝しています。
まとまりのない文章ですみませんです。よろしくお願いいたします。
長年子供さんたちの為にずーっと頑張って来られたと思いますので、この辺りで「一休み」といった気持ちでご自分を見つめてみてください。そうすると小さなことでも変化に気付くはずです。
そのような小さな宝石を沢山集めてください。
きっとその頃には元気いっぱいになっていると思いますよ。
※お客様の感想であり、効果を保証するものではありません。
整体料金
▷ 初回限定
(体の本質にふれたい方へ)
5,000円(税込)
丁寧な検査とヒアリングを通して、今の体の状態とその背景を一緒に見つめます。
「よくある整体」とは違う、体との向き合い方を体験してください。

▷ 2回目以降
(継続して整えていきたい方へ)
8,000円(税込)
その日の症状だけでなく、「自分の体に戻っていく」ための土台づくりを大切にしています。
必要に応じて、日常生活でできるケアもご提案します。
✳ 価格に含まれる内容
- 初回:検査/ヒアリング/施術/セルフケア提案(ご希望があれば)
- 2回目以降:その日の状態に応じた整体とフォロー
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- 表示価格はすべて税込です。
- 初回:約60分、2回目以降:約40分が目安です。
- 初回は、お話と検査の時間をしっかり取っています。
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院長から最後にあなたへの
メッセージ
太田市の整体院として福粋が評価され、おかげさまで開業してから沢山のご紹介も頂くことが出来ました。
しかしその一方・・・
この地域にはまだまだ痛みに悩まされている方が沢山いらっしゃいます。
「なぜ痛みが出るのか?」「改善法は?」とずっと体のことを考えてやってきました。
様々な方と出会い経験を積んできました。
そして更に皆さまにご愛顧いただけるよう精進しています。
あなたの目の前には2つに別れた道があります
このまま変化の無いことを続ける道
股関節の専門的な整体でサポートをしてくれる
整体院福粋に通って、股関節の痛みに悩まされない人生を歩む道
どちらの道を選ぶかはあなたの自由です。
しかし、よく考えて下さい。
あなたは本当にこのままで不調に悩まされていく人生を歩みたいでしょうか?
あなたの答えがはっきりと『NO!』であれば整体院福粋にお越しください。
整体院福粋へのアクセス情報
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〒373-0852 群馬県太田市新井町515-5 ヤマキビル1階 西側 |
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