一言でいうと過敏性腸症候群は治る症状です。
今回は過敏性腸症候群について書いていきます。
過敏性腸症候群の症状
病院で検査しても病気らしい病気が発見されないのに、お腹の不調が続く状態が過敏性腸症候群です。
腹痛やお腹の不快感とともに下痢や便秘をくり返します。
過敏性腸症候群は「IBS」とも呼ばれます。
過敏性腸症候群は下痢型、便秘型、混合型の3つに別けられます。
下痢型
予期できない腹痛や急な下痢が主な症状です。
外出時など急な便意をもよおすことが多くなります。
急性の便意なので、家の中なら問題ないですが、移動中や仕事中などトイレが無いかもしれない場所では我慢できないで漏らしてしまう可能性を考え不安を感じるようになります。
いつもトイレのことを意識しなければならず何事にも集中できなくなってしまいます。
また食べたり飲んだりした物がすぐに排泄されることもあり、食事も気にして摂らなければいけなくなります。
便秘型
続く便秘とお腹の張りや不快感が主な症状です。
便秘によるお腹の張りや不快感、食欲低下などに悩まされ、ガスも溜まります。
ずっと出ないということは、ずっと苦しいということです。
混合型
上で説明したような下痢と便秘の両方をくり返す人もいます。
なぜ症状が出るのか?
症状に悩まされてしまうと症状に意識が集中してしまいます。
そして、症状を消す為に改善法を試し続けることになるかもしれません。
世の中の多くの改善方法には回復のエッセンスが入っていないものが多く、根本的な改善に繋がりません。
では、なぜ過敏性腸症候群の症状が出続けるのでしょうか?
飲食物が原因かも
症状が出る理由を説明する前に、特定の食べ物や飲み物が過敏性腸症候群のような症状を引き起こしている可能性があることを説明します。
下痢症状
例えば、牛乳に含有している糖分は乳糖なので、生の牛乳を飲むと日本人は乳糖を腸で分解することが難しい人もいるので、下痢症状を起こすことがあります。
牛乳は1回鍋などで熱く温めることで乳糖が変性し、分解しやすくなる場合もあります。
便秘症状
水分を摂るけれど水を飲まない人は便秘になりやすいかもしれません。
水を飲み始めることで過敏性腸症候群の便秘症状だと思っていたことが解決するかもしれません。
また、お腹が張ったりガスが溜まるのはやはり牛乳だったり、パンを食べていることで腸の不快感を感じやすくなる人もいると思います。
食物との相性は人それぞれ
テレビや雑誌などで専門家が「これを食べたらいい」と食について解説していることがありますが、人は個人個人で消化吸収しやすいものや苦手なもの(アレルギーなど)があります。
体に良い悪いは一旦横に置くといいかもしれません。
そして、美味しく食べられるからといって体に合っているとは限りません。
美味しく感じるものは頻繁に食べたい物なはずなので、それによって体調をくずしていることもあるかもしれません。
症状が深刻ならば、食べ物や飲み物を摂った後に体の変化に意識を向けることも必要かもしれません。
症状が出る理由
飲食物が自分の体に合っているものを摂っていても、過敏性腸症候群が発症しているなら体の組織が機能していないと考えます。
そして、今腸がおかしいと感じるのならば、腸が機能していないのですが、それを逆手に取って体からのメッセージとして受け取ることができます。
体からのメッセージとは「どこかに無理があります。」というメッセージです。
どこかに無理がある
体に負担を掛けなければ体は正常に機能するはずなのです。
なので異常があるということは体に無理をさせているので、核になっている部分を治さないでいると症状が段々大きくなって無視できないほどに不快な感覚が発生するようになります。
感覚は不快なので感じやすく、受け取り方を勘違いしなければ「どこかに無理がある。」と受け取ることができるはずです。
例えば、「仕事で絶対にやらなければならないことがいくつもある」といった具合にあなたはすごく真面目に仕事に向き合っているのかもしれません。
仕事の量も多く、体が疲れていても「やらなければならない。」と言って体にムチ打って動いているかもしれません。
そのようなことが長期間続くことで心身共に疲労が重なっていきます。
自律神経の誤作動
長期間の疲労によって、自律神経という体を自動的に統率している神経にも負担が重なり、誤作動が起こり始めます。
この場合小さな誤作動から始まっていきますので、あなたは過敏性腸症候群の他にすぐに忘れてしまいそうな不調も抱えているはずなのです。
関連ページ:自律神経
改善するには
過敏性腸症候群を改善するには、自律神経が誤作動を起こさないでいられるように自律神経周辺(首や背中など)の血行を良くすることです。
そして、胃腸が疲れ切っているようなら胃腸の負担を減らして回復を待ちます。
食べ物や飲み物が胃腸の負担になっていないか、をいつも意識することも大切です。
疲労によって硬く縮まった筋肉を弛めることで、筋肉が本来の働きができるようになり体全体の回復が見込めます。
体を良くしたとしても、相変わらず自分を追い込むような生活をしていたら、例え一時的に改善したとしても回復どころか、更に難解な過敏性腸症候群以上の不調を招き入れることになるかもしれません。
心身共に「心地いい」をナビゲーションとして日々の瞬間瞬間を過ごしていくことで、不調の元は段々小さくなっていき、全ての不調が回復もしていくはずです。
整体がお役に立てるかもしれません
当院の整体によって筋肉を弛めて整えることで、過敏性腸症候群が治る可能性はあると考えています。
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