高血圧の時、血圧は下げなくてもいい?

高血圧について

血圧が高いことを心配している方へ

血行が健康を左右する

「血行がいいと健康」と言われていますね。

 

血行とは簡単には血流のことです。

体の中の血液の流れのことです。

 

大まかには、心臓が送り出した血液が動脈を通って体の隅々まで届きます。

そして、静脈に血液が乗って心臓まで戻ってきます。

 

この血液循環の流れがスムースならば健康に生きていけます。

なぜ血行がいいと健康になるのか?

例えば、腕の血流が止まるほどにロープで腕を縛ったとします。

そうすると、その縛った先の腕や手は血液が届かなくなるので壊死してしまいます。

血液には酸素と栄養が含まれているので、血液が届かない場所の細胞は死んでしまうからです。

細胞の出す老廃物の回収も血液によって行われているので、血液が体の隅まで届くことがとても健康には重要なのです。

自己治癒力・回復力が働いている

血行は自己治癒力によって自律神経のシステムを使って、人が健康に生きられるように調整されています。

血行の調整はその瞬間瞬間で最適に機能するようになっています。

 

「血液の流れが最適になるようになっている。」ということは、血圧もその時に最適になるように調整されています。

 

その調整が垣間見えるのが病院で血圧を測る最初に血圧が高い現象です。

緊張することで血圧が調整されて高くなっています。

その他にも走ったり怒ったりすることで血液が筋肉に必要になり、血圧が一時的に高くなります。

くつろいでいる時は血圧が下がります。

 

血圧が高かったり低かったりするのはどちらも良いことでも悪いことでもありません。

その時に体に最適な血圧に調整されているだけです。

血圧を強制的に下げると‥

体が健康を維持する為に自己治癒力によって血圧が高くなっているのを、無理矢理下げてしまうと健康維持のバランスが崩れる可能性があります。

 

硬い筋肉と高い血圧

赤ちゃんは筋肉がとても柔らかく、歳を重ねていくことで硬くなっていきます。

柔らかい筋肉の中を通る血管と硬い筋肉の中を通る血管があったら、硬い筋肉の中を通る血管の血液の方が流れづらいはずです。

 

筋肉の圧迫が強い状態では、弱い血流では流れづらいです。

強い血流にすることで硬い筋肉の中を流れていきます。

 

なので、血液の流れの圧が高まります。

 

逆に硬い筋肉の状態で血圧を下げてしまったら、大事な血液が末端まで届きづらくなります。

硬い筋肉と心臓の頑張り

血液の流す圧を高めないといけないということは心臓が頑張るしかありません。

 

血圧を高めている要因の1つに「筋肉の硬さ」があるので、筋肉を弛めることで心臓の負担が減るはずです。

血液・血管ケア

食べ物や飲み物を選ぶ

血液が無理無く流れると、体の負担は少ないと思います。

 

血管が詰まらないような食べ物を選ぶことも有効です。

流れやすい血液というのは余分な栄養や人工物質を含んでいない状態です。

血液の中にいらない物がごちゃごちゃと沢山入り込んでいたらドロドロになります。

 

よく耳にすると思いますが具体的な方法は、

・お水(白湯)を1日1リットル以上飲む。

・お菓子を減らす。

・糖分・脂質を取り過ぎない。

・農薬の付着した野菜を減らす。

・人工の添加物を減らす。

・1日の中の食事回数を1回減らす。

・食事では沢山食べ過ぎないようにする。

などです。

 

体質に合わせる必要がありますが、余分な栄養や化学薬品や残留農薬など毒素が血液の中に取り込まれないようにします。

食べる量を減らすことで内臓の負担も減ります。

 

口に入れる物を選び始めると血管壁が病的に厚くならずに済んだり、動脈硬化になりづらかったり、血液が不必要な物を細胞に運ばなくなるのです。

塩分を選ぶ

「塩分を減らして健康になりましょう。」というキャッチフレーズは本当でしょうか?

 

世の中には減塩や塩分カットの食品が沢山売られています。

この減塩や塩分カット食品はそのままでは味気なくなってしまうので、人工の食品添加物を入れて味を調整していることが多いようです。

 

塩分で摂らない方がいいのは食塩です。

塩分では天然のミネラルが入っている自然塩や天日塩をお勧めします。

心理状態で変わる

心は自律神経と繋がっていて体に作用します。

 

日常いつも心地よく過ごすことで血液の流れが良くなっていきます。

リラックスすると筋肉が弛むので、血管も弛んで広がれば血液が流れる圧が減るので血圧が下がります。

 

また、酸素も非常に重要なのでいつも呼吸をゆったり大きくを意識して酸素をたくさん取り入れているイメージを持つだけでも体に酸素が取り入れ易くなります。

 

気分良く過ごすことで自律神経のバランスが整い、健康機能が円滑に働きやすくなります。

 

解剖学者の養老孟司さんのインタビューの一部を下に引用します。

現代の血圧検査では、まずはたくさんの人の血圧を測定して統計を取り、正常値と異常値(高血圧、低血圧)の範囲を決めて、被検者の血圧が正常の範囲にあるのか異常の範囲にあるのかを判定します。

統計に使う測定データの人数が十分に多ければ、血圧の分布はベルカーブ(正規分布)を描きます。ちょうど、教会の鐘(ベル)のような形になるわけです。

そして、このベルカーブのうち、最も人数の多い中央値(ベルの中心)から左右両方にそれていって、95%までに入る範囲を「正常値」とし、そこから先の2.5%+2.5%=5%を「異常値」としています。

血圧の測定では最高血圧と最低血圧の両方を測りますが、最高血圧で言えば、高いほうの異常値は140以上、低いほうの異常値は100以下。

つまり140を超えれば高血圧、100を下回れば低血圧と判定されるのです。いずれも、「全体の中では大きく外れていますよ、だから異常ですよ」ということを意味しています。

では、東大理三はどうなのかといったら、偏差値は80を超えており、合格者数は100人ぐらいしかいない。つまり、ベルカーブでいえば最も右の端に位置しているわけで、血圧測定に倣っていえば、完全なる異常値です。

ところがどういうわけでしょうか、頭の評価に関しては「全体の人数の中で大きく外れている方がよい」ということになっている。体の評価では異常とされることが、頭の評価だと正常どころか、むしろよいことだとされているのです。

僕の常識に照らしたら、人間そんなもんじゃないだろうと。頭の評価と体の評価が異なるなんていうことは、普通に考えればまったくおかしなことです。

頭に関してだって、ベルカーブの右端は、当然、異常なはずです。異常で病気だから、東大理三(医学部)に入るんでしょうと。

だけど、現代の日本では体よりも頭のほうが偏重されているから、東大理三は素晴らしいということになってしまう。日本社会にはこうした、おかしなダブルスタンダードがいくつも存在しています。

 

まとめ

血液は人間の健康と生命にとって大事な要素で、血液が体の中をよどみなく巡っている状態がベストです。

健康を維持するには〝その人にとって〟の最適な血圧がいいはずです。

 

それでも血圧を下げたいとお考えの方には‥

筋肉が硬いことで血圧が高くなるので、当院の整体によって筋肉を弛めると血行が良くなり血圧も安定すると考えられます。

 

太田市の根本改善の整体
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