高齢者の回復

高齢者の体の回復について「痛み痺れ、不調、病気は治ることをすれば治る。」と考えている整体院福粋の院長が書いています。

 

どのような高齢者でも体の回復する力は存在します。

高齢者の健康や回復について今回のこの記事を参考にしてみてください。

 

人が気分よく生きるには、

・体に痛みや痺れ、病気がないこと

・体が思うように動くこと

・はっきりと思考できること

 

上の3つの健全な状態が条件になるかもしれません。

 

若い頃には全く意識していなかった人が多いと思います。

そして、多くの体の不調は「年を取る」から起こっているわけではありません。

 

 

これからの世の中は本当の健康に気付く人が増えてきて、それに合わせて医療システムが変わり、人が健康であることが当たり前になっていくと思っています。

 

今は「2人に1人がガンになる」と言われていますが、近い将来ガンになる人は減っていくと感じます。

 

この記事を読み、高齢者の健康に対する意識をガラリと変えてみてください。

運命宿命というものはあるかもしれませんが、ご本人の意識の変化によって奇跡は起こるものだと思っています。

 

高齢でも健康でいられる理由

高齢者が健康でいるには、血流です。

 

年齢を重ねていくと筋肉が少しずつ硬くなっていったり、体の水分量が減っていくことが老いるという流れです。

血流以外にもすごく大切なことは沢山あり個人差もありますが、ポイントを絞ると血流になると考えられます。

 

血の流れがいい体は病気になりづらいです。

血の流れが悪くなっている箇所は病んでしまいます。

 

患っている箇所に血液が流れていくことで、その箇所を回復するので血流が良ければ体の問題は起こらなくなります。

 

ただ、文字通りに「血流を良くする」と健康と直結しているわけではないので、じっくり解説していきます。

 

体のバランスが崩れることで起こること

痛みや痺れ

成人を越えてから歳を重ねていくことで少しずつ筋肉が硬くなっていく傾向があり、高齢者は運動能力が下がっていきやすいかもしれません。

 

しかし、病気がちになったり体が動かなくなったり、痛い所が増えたりすることとは別の話です。

 

痛みや痺れが出るのは筋肉が縮まって硬くなるのが要因です。

血行不良が起きた場所に痛みや痺れが出る、と言い換えることもできます。

 

筋肉の硬縮から血行不良になって痛みや痺れが出るのです。

動きづらい

痛みが出ていなくても、体の歪みやバランスが悪いことで動きづらくなったりすることがあります。

 

筋肉が縮まることで骨を引っ張っていき、本来の骨の位置からズレるという現象が骨格の歪みです。

歪んでいる骨格の筋肉は、縮まりっぱなし、緊張しっぱなしになっています。

 

運動は筋肉が骨を動かすことで動くことが出来るので、筋肉が伸び縮みできなくてはなりません。

ずっと縮まっている筋肉では動きづらくなります。

 

長年の関節の負担から関節の変形が起こっている場合(高齢の方のO脚など)も、動きづらくなります。

思考の能力の低下

長く生きていると若い頃からの負担(アクシデントなど事故でも古傷として残る)の積み重なりがあります。

 

その負担をその時その時で回復できれば負担は帳消しにできると思いますが、出来ない場合は「筋肉の硬縮」という形で残っていきます。

 

上半身の首や肩周辺の筋肉が硬くなっていくと、頭部の血行が悪くなっていき頭部の不調が出ることがあります。

「年だから痛い」について

血行不良が少しずつ年単位で起こって痛みが出ている場合があります。

 

この痛みの背景を権威のある人たちが省略して「年です。」と言います。

 

年相応に筋肉が硬くなっていくのであれば、血行不良は起こらないので痛みや痺れは出ません。

老いても回復の力はある

痛みが出るということは筋肉に負担を掛けていることになります。

 

年相応に筋肉が硬くなることでベースの回復の力が少し低下しても痛みは出ません。

その老いた体に、負担を掛けることで痛みや痺れが出やすくなります。

 

筋肉の回復が若い頃よりも遅れることに気付かないと、知らずに筋肉に多くの負担を掛けてしまうかもしれません。

 

どのような人にも回復の力は備わっているので、年齢にあった生活をすることで体の不調は防ぐことができます。

体は回復する

上で記したように硬く縮んだ筋肉を弛めることで、高齢者の体の回復は可能です。

どのような人にも回復の力が備わっているからです。

 

高齢の方の不調は積み重ねてきた負担(古傷など)が大きくなっている場合がありますが、回復力が高まり発揮されることで不調は回復していくはずです。

回復した後に筋肉を鍛える

不調がある状態で体を鍛えると、弱まっている体に鞭を打つことになり疲弊したり症状が悪化することも考えられます。

 

安全にリハビリしたり鍛えるには硬く縮まっている筋肉を弛めてからトレーニングをすることをお勧めいたします。

疲労すると硬くなる筋肉

筋肉は基本的に疲労や負担が溜まっていくごとに、縮まって硬くなっていきます。

 

疲労などの負担で縮まっている筋肉は伸びづらくなります。

なので、運動能力も下がってしまいます。

筋肉の硬縮を回避

「歳を重ねていくことで少しずつ筋肉が硬くなっていく傾向がある」ことは誰でも避けられないかもしれません。

 

しかし、負担(古傷など)からの筋肉の硬縮は回避できるはずです。

 

負担からの筋肉の硬縮を回避すれば痛みは基本的に出ません。

運動し過ぎない

運動をし過ぎると様々な器官が疲労します。

回復能力より疲労が上回ると疲労が溜まっていき筋肉が硬縮します。

よく休む

体の疲れを回復させる為、体を使ったら早めに休息を多くとります。

心地いい気分でいられる時間を長く

気分がいいと心も軽くなり、体の回復も促進されます。

自律神経の働きが関係して回復します。

体の欲求を我慢しない

当院の整体を受けながら毎日実践して下さい】でも書きましたが、体の欲求を毎回叶えてあげることで体は力を発揮しやすくなります。

 

薬の負担

日本人の女性では平均87歳まで生きられるようになりました。

あくまでも寿命であり、健康寿命ではありません。

 

上のグラフは65歳以上の方が処方されている薬の種類を表したものです。

 

アメリカに比べ、何種類も薬を処方されるのは日本は国民皆保険で医療費の自己負担額が低いことが大きな理由といわれています。

 

薬を沢山飲み続けて病気が治っている人はどのくらいいるでしょうか?

 

日本人全体が1年間に使う医療費は42兆円を超え、そのうち2割を超える約10兆円が薬剤費だとされています(2017年度)。

厚生労働省によると、74才以上の4人に1人が、1か月に7種類以上の薬剤を処方され、40~64才の世代でも5人に1人が5種類以上の薬を受け取っていると報告されています。

薬には副作用がある

薬は作用を促す物質です。

作用があれば願わない副作用も必ずあります。

 

高齢者で痛みや痺れが治らない時は、薬の副作用で体が弱っていることがあると考えられます。

 

毎日何かしらの薬を1錠以上飲んでいるのであれば、「副作用があるかもしれない」と疑うことをお勧めします。

 

病気でもないのに薬を保険的に使っていると薬の副作用だけが体に作用することも考えられます。

痛み止めを長期間使う

痛みが無い体の状態には、

・回復力が安定して働いている「治った」状態

・回復力が安定していない「治り切っていない」状態

の2パターンがあります。

 

痛み止め・ブロック注射・湿布は痛みを感じなくさせます。

痛み止めを使用して、普段通りの動きで痛みを感じなくなったとします。

 

痛みが感じないので「治り切っていない」体の状態で負担の掛かることを繰り返し、筋肉と関節は負担に耐えられずに悪くなっていきます。

 

本来、痛みを感じることで動きにストップを掛けることができましたが、痛みを感じなくなることでこれまで以上に筋肉と関節に負担を掛けられるようになってしまうからです。

血圧が下がり過ぎる

世の中では「血圧が高いことは悪いこと。」と言われていますが、多くの高齢者には当てはまらないと感じています。

逆に薬で血圧を下げすぎることが体には問題だと考えられます。

 

痛みや体の不調和が起こるのは血行不良が起こるからで、薬で血圧を下げるということは血液の流れを弱くする行為だからです。

 

部分的に起こっている血行不良箇所に血液が流れ込んでいけば血行不良は改善しますが、血液の流れが弱くなると血行不良が改善されなくなってしまいます。これが問題です。

筋肉が硬い

血行不良は筋肉が縮まって硬くなるから起こります。

筋肉内を通っている血管が縮まった筋肉によって圧迫されて、血液が流れなくなることで起こります。

 

そこで体は血液の流れを良くしようと、結果的に血圧が高まります。

自律神経の働き

血行不良が起こっていると、血液を流そうとして自律神経の働きによって血圧が高くなります。

 

その状態で薬の力で血圧を下げてしまうと血液の流れが弱くなり、硬い筋肉の中を血液が流れなくなってしまいます。

 

薬で血圧を下げる作用は一か所ではなく全身に作用するので、全身の血液が流れづらくなると考えられます。

 

薬や減塩で血圧を下げないことも血行不良を起こしづらくする手段の一つです。

頭が働かない

体はその時その時に合った血圧に自然と調整されています。

必要があって血圧が高くなっているのに、その自然な血圧を下げてしまうと他の箇所の不具合を生むことになりかねません。

 

ここ数年、老齢の方がアクセル全開で建物に突っ込んだり、道の逆走をする事故が起きていますね。

色々と事故の原因はあると思いますが‥。

頭部の血行

頭に血流が足りず脳が機能しづらい状態になっているのでは、と感じています。

 

「脳の中の老廃物を溜めないでください。」と伝えたいです。

 

硬く縮まった筋肉を弛めることで血の流れが健全になっていきます。

 

参考ページ:高血圧の時、血圧は下げなくてもいい?

 

骨の脆さ

カルシウムが骨から抜けていく

骨の周囲の筋肉が硬くなることで、その骨からカルシウムが抜けていきます。

部分的に骨が脆くなると考えられます。

 

そして骨から抜けたカルシウムは周囲の筋肉に取り込まれ、筋肉はカルシウムの作用で縮まりやすくなっていきます。

カルシウムが骨から抜けないようにするには?

筋肉が硬い → 骨からカルシウムが抜ける

という流れを止める必要があります。

 

筋肉が硬くなっている状況の中で薬による骨の強化を試みても、薬の副作用だけが際立ってしまうと思います。

 

知られていませんが、骨を強くするには筋肉を弛めることが重要になるのです。

 

筋肉の弛めることで骨成分の分解と骨形成のバランスが健全になっていきます。

 

参考ページ:骨粗鬆症の予防

 

糖尿病

2型と呼ばれる糖尿病は、生活習慣病と呼ばれています。

 

高血糖が長期間続くことが体には問題です。

様々な事情があると思いますが、薬を飲むのではなく生活を変えないと病は治らないと思っています。

 

糖尿病の薬は膵臓に負荷を掛けてインスリンを分泌させるように働きかけるものが多いと感じます。

インスリンは血液中にある糖を体が活動エネルギーとして使えるように架け橋的ホルモンとして働きます。

 

血液の中の糖は食べ物から多くは得ています。

なので、お菓子や甘い飲み物を最初に制限するのが高血糖対策には一番簡単で楽な方法だと思います。

 

甘い物を制限することで血液の中の糖は減ります。

 

「甘いものは頭にいい。」と言われ、脳のエネルギー源は糖です。

ただ、糖を体に摂り入れなくても足らなくなったら体に溜まっている脂肪が糖に変換されて脳のエネルギーとして使われます。

なので、多くの場合は甘い物を摂らなくても大丈夫なのです。

 

この話をすると極端に食べ物制限をする人がいるかもしれませんが、緩やかに食べ物を変えていくべきです。

体の中に薬としてインスリンを入れている人が急に糖を断ってしまうと危険な状態になってしまいます。

 

(特別な状態を除いて)食事を変えるだけで、体の負担や回復力が変わります。

 

 

インスリンを分泌する膵臓は糖尿病の薬の作用によってインスリン分泌させられていると膵臓が疲弊してしまいます。

膵臓の疲弊の先にあるのは膵臓の機能停止でインスリンが出なくなってしまいます。

 

高血糖によってすぐに体に大きな不具合が出ることは少ないと考えられます。

糖尿病の薬はよく調べて使用することをお勧めします。

 

膵臓(臓器は筋肉です。)は背中側にあり背中の筋肉を弛めることで関連している膵臓の負担は減らせることができると考えています。

 

参考ページ:2型糖尿病の改善

 

まとめ

高齢者の健康については、回復が若いころに比べるとゆっくりになっていることが挙げられます。

その回復の力の度合いをみて調整することで健康になっていきます。

 

そして、体の回復のサポートとして薬を使う場合、薬が主役になっていませんか?

 

どんなお医者さんも「薬があなたの体を治します。」とは一言も言わないと思います。

人の体には自然治癒力があるからです。

 

その回復の力があなたを健康にしてくれるのです。

 

回復の力は体に宿っています。

 

逆説的になるかもしれませんが、体を改善させることであなたの体は回復力を高めていきます。

 

そして、体に痛みや痺れ、病気がなくなり、体が思うように動き、はっきりと思考できることで気分よく生きていけるのです。

 

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