熱中症に要注意
近年では急激に気温が上がる日が出てきてますね。
身体が気候や環境の変化に対応できないことで熱中症になることがあります。
昔はカンカン照りの中で作業や運動を長時間することで体の中の熱が逃げなくなって熱射病として発症していたものが、今では室内にいても熱中症を発症することがあります。
今回の記事では、昔と今では環境が変わってきているから熱中症になりやすいという話と、熱中症対策について述べていきます。
熱中症について考えることは「健康について考える」のと同義なので、あなたはより深く健康と繋がることになります。
要注意の理由
熱中症に罹り、重症だった場合、その日のうちに息絶えてしまうこともあります。
私たちが呼吸している空気の中には酸素があります。
とり入れている酸素が体内で濃度低下するので、身体の機能が低下します。
その身体の機能低下が酷くなると取り返しがつかなくなります。
ある程度の身体の機能低下ならば、必要なケアと休息で身体は回復していきます。
熱射病
日中暑い中で体温が上がり続けてしまうと熱射病になりやすくなります。
昔からある炎天下で起こる体調不良です。
汗によって体温を下げる
人は汗の蒸発によって体温を下げています。
汗を掻いても体温が下がらないでいると、更に汗を掻いて体の中の水分が減ってしまい脱水を起こしたり、様々な変化により熱射病になります。
熱中症
熱射病にプラスして日常的に身体の機能が低下している人に起こりやすくなると考えています。
身体の回復機能が弱っている
海外の先進国ではガンが減ってきているのに、日本は今や2人のうち1人がガンになる、と言われているほど、国民全体的な身体の回復機能が弱っている可能性があるのです。
国民全体的な身体の回復機能が弱っているというのは、病気の人が増えていることで分かりますし、日本が戦後から生活様式が変わってきている(アメリカ式に寄っている)ことが主な原因と考えられます。
例えば、食べ物は狩猟民族(肉がメインのアメリカ人)と農耕民族(米が主な日本人)の違いで内臓など体の働きが違う。
例えば、考え方は「侵略的な勢力拡大や奴隷制度が当たり前」と「八百万の神として相手を尊重し調和をよしとする」などの違いがあります。
食べ物を日本の昔ながらの食事に換えるだけで身体には大きな違いになると思います。
熱中症を予防するには
いくら体が強い人でも限度があり、その限度を超えると熱中症になるはずです。
身体の弱い人でも年配の人でも、あらかじめ対策をすることで熱中症になりづらくすることができると考えています。
対策のメインは塩と水分です。
塩が大事
塩の大事さについて説明します。
暑い状況下で沢山の汗を搔きながら、水だけを飲むことを続けたとします。
すると、そう長くない時間で体内の塩分とミネラルが極端に減り、重篤な脱水症状になります。
塩が足りないと‥
汗には水の他に老廃物、塩やミネラルが含まれていて、汗を掻いた分の水だけを飲んでいると段々と塩が体の中から無くなっていきます。
人は塩が一定量無いと体が機能しなくなり生命維持できなくなります。
お医者さんとしては塩を控えるべき人にだけ「減塩」を伝えたいのでしょうが、国民の多くが「減塩が体にいい」と勘違いしている風潮があります。
そこから日常的に塩を減らしている人の体は塩分が少ない状態なので、暑くて大汗を掻く状況では急速に生命維持する塩が足りなくなる可能性があります。
塩の準備
なので、大汗を掻くことが予想できる場合は数日前から塩を多く摂ることを準備することも必要だと考えています。
脂質を摂ると私たちの体は脂肪分として蓄えられますが、塩は脂肪として蓄えられることなく排泄されます。
塩は蓄えることはできないので、大汗を掻く作業前に塩を摂り、大汗を掻いた後も出た分の補充として塩を摂ることをお勧めします。
精製された塩は避ける
塩というと「食塩」が一般的かもしれません。
飲食店でも売っている食品でも塩分といえば食塩を使っています。
食塩はどこにでも売っていて値段も安いです。
しかし、健康の維持に必要なミネラルが含有されていません。
「どこにでも売っていてどこの店でも使っているのに‥。」と思われるかもしれませんが、ミネラルが精製過程で排除されている食塩は摂るべきではありません。
自然塩のミネラル
塩を摂るならだんぜん自然塩です。
ミネラルが入っている海水を天日干しして作った天日塩がお勧めです。
他の作り方として、海水を窯で焚いて作る塩もあります。
山で採れる岩塩もお勧めで、岩塩は大昔の海水が山に閉じ込められてできたものです。
自然塩の摂取はそのままでも料理に追加してもいいと思います。
私の場合は天日塩をティースプーン半分くらいをそのまま摂ることが多いです。
自然塩だけを多く摂り過ぎると胸が焼けるので不快にならないように量を調整します。
飲み物として水分補給の水に自然塩を混ぜておくのもいいと思います。
体に塩が足りている場合、味覚は塩を摂取するとかなり塩辛く感じるようになっています。
塩が怖い人へ
塩を摂るのが怖い人は、食塩は極力減らせるということですよね?
まずそれをした上で、植物性油(揚げ物・炒め物)や植物性油脂(洋風お菓子・アイス)の摂取をできるだけ減らしてから自然塩の摂取をお勧めします。
オイルを減らすことで毛細血管やリンパの流れが改善するはずなので血圧は下がるはずです。
そこで自然塩を摂っても血圧は上がらないはずです。
塩は脂肪のように体内に蓄えることができないので、塩を摂っても数日内で排出されます。
自然塩を摂るスケジュールとして週に1日や2日多く摂る日を設けると自然塩ライフが行いやすいと思います。
水
水道水には消毒液が含有しているので、浄水器を通した水がお勧めです。
もしくは、売っている水がお勧めです。
一番いいのは、山で岩の間から湧き出ている水です。
飲む量としては1.5リットルが目安ですが、個人差や環境の違いがあるので日々飲んでみて体調を自分で観察して適量を探すことをお勧めします。
夕方以降に水分を摂ると夜中にトイレに頻繁に起きてしまう人は、午前中や明るいうちに水を摂取してください。
汗で出る水分量、皮膚や呼気から蒸発する水分量、尿で出る水分量の水を摂ることと併せて自然塩を摂ることで、すぐにできる熱中症予防と考えています。
熱中症予防の準備ができなかったら
熱中症は事前に対策をしておくことで多くは回避できると考えています。
この記事に書いてあることを知らずに、もしくは忘れていて熱中症になりそうな場合。
マズいのはじっとしていても汗がたらたらと流れて来る状態は、その状況を続けていると脱水が進んでいき熱中症になってしまいます。
その後くらいに身体の不調を感じ始めた時点からのケアでは遅い場合もあるかもしれません。
早急に涼しい所へ移動し体を冷やすと同時に経口補水液を摂ることが一番の対処と言われています。
経口補水液・スポーツドリンク
経口補水液とスポーツドリンクは成分が似ている部分もありますが、経口補水液はスポーツドリンクよりも塩が多く糖分が少なく入っています。
どちらにも電解質(ミネラルの一部)が入っています。
経口補水液は脱水した時(熱中症の前段階)の為に作られていて、スポーツドリンクはスポーツ時に活力が落ちないように作られているようです。
吸収の速さ
経口補水液とスポーツドリンクは美味しく脱水を防ぐ為に糖分によって浸透圧が調整されているようです。
ジュースとスポーツドリンクを飲み比べると浸透圧(液の濃さ)の関係で、スポーツドリンクの方がジュースより体に吸収されるのが速くなります。
そして、スポーツドリンクよりも経口補水液の方が体への吸収が速いです。
何か食べ物と一緒に摂取することで水分の吸収は遅くなります。
糖分
経口補水液とスポーツドリンクには糖分が入っています。
500mlペットボトル1本飲むとすると、経口補水液は角砂糖3個を摂取することに、有名スポーツドリンクは角砂糖5個を摂取することになります。
ダイエットや糖尿病を気にしない人なら問題ないですが、健康を気遣っている人なら毎日飲むことは避けたいですね。
緊急で熱中症の対処をするのも必要ですが、予防など準備対策しておくことで熱中症は回避できるはずです。
熱中症になりやすくなること
薬で血圧を下げ過ぎている
薬を飲んで血圧を下げ過ぎている人は熱中症に罹りやすくなると考えられます。
このページの最初の項で「酸素」を挙げていました。
体内の酸素濃度が低下することで生命活動に支障をきたします。
血液は酸素を体の隅々に運んでいます。
病気などの梗塞系では、血液が届かないことで組織が壊死してしまうと聞いたことがあると思います。
薬で血圧を下げ過ぎた場合、血管が塞がるほどではないですが、過酷な環境の中では熱中症や脳梗塞など重篤な症状を引き起こす危険性があると考えられます。
薬によって血圧を下げることで、血液を流す為の圧が下がり過ぎ、酸素を含んでいる血液が体の隅々に届かなくなる可能性です。
特に年配の方の室内での熱中症などは、薬で血圧を下げ過ぎることで血流が低下して酸素が必要な部位に届かなくなる可能性があると思います。
関連ページ:高血圧の時、血圧は下げなくてもいい?
減塩を行っている
病気によって危険な状況の人は別ですが、毎日減塩を行うことで、塩の少ない体になり活力が低下してしまいます。
塩が少ない体は水を溜めないので、血液や体液が少なくなります。
体の水分が少ないところに汗を掻くことで脱水状態になりやすいです。
「薬」と「減塩」に注意することも熱中症を回避するには考えなくてはならないと思います。
当院に遊びに来ませんか?
自然塩が足りてない体は活力がなくなって生命維持の働きも低下してしまいます。
環境が過酷になるほどに如実にわかることです。
例えば、熱中症に関連して調べていくと気象病や、高山病にも行き着きます。
標高の高い山に登山する場合など高山病になりづらくなるように、あらかじめ自然塩を摂取しておくとか、登り始めたら胃に血液が集まって酸素を消費されないように食べ過ぎに注意することも必要かと思います。
私はそのようなことを想像していることが楽しく感じます。
体験した人に聞いて想像したり、本で読んで考察するのも楽しみです。
健康であれば気分がいいですよね。
整体では身体を柔らかく血行が良くなるように意図しています。
「何かを治す」というよりはもっとユルい気持ちで、お客様とのコミュニケーションから「来てよかった」と思っていただける整体を目指しています。
当院に遊びに来るくらいの気持ちでご来院ください。
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