痛みが出ない体

痛みを感じる時

長く生きていると痛みを感じる場面が多くあると思います。

子供さんでも痛みを感じることが多いかと思います。

 

当院へは腰が長期間痛いなど、「痛みが無ければやりたいことができるのに‥。」と痛みに困った方が来られます。

そのような方々はなぜ痛みが出ているのでしょうか?

痛み物質がある

痛みを感じる患部で痛み物質が発生し、神経に作用するので脳で痛みを感じます。

患部で発生する痛み物質はブラジキニンです。

ブラジキニンが発生

ブラジキニンとは、体の組織が損傷すると発生する物質であり痛みを誘発する発痛物質の一つです。

痛みに最も関連する物質がブラジキニンであると考えられています。

プロスタグランジンが発生

プロスタグランジンとはブラジキニン同様組織に損傷が生じた際に発生する物質です。

主に「腫脹」や「発熱」という炎症症状を引き起こします。

 

このプロスタグランジン自体は痛みを引き起こすわけではなく痛みを引き起こす主な物質はブラジキニンです。

炎症時には痛み物質の作用で血管拡張が起き、血液やリンパ液などが患部に集まり、免疫物質も集まってきます。

相乗効果による炎症の増強

組織が損傷した際に発生するブラジキニンとプロスタグランジンですが、この両者は相互の力を増強し合う関係性にあります。

 

炎症物質のプロスタグランジンは痛みを引き起こすわけではないのですが他の作用があり、「ブラジキニンの作用を増強させる」というものです。

 

ブラジキニンの痛みを生み出す作用が増強されると痛みは強くなります。

ブラジキニンにも他に作用があり、「プロスタグランジンの発生を促進する」というものです。

 

つまり、炎症というのはブラジキニンとプロスタグランジンの2つの物質が相互に作用し合うことで炎が燃え上がるように炎症が激化することがあります。

刺激を受けて脳に伝わる

痛み物質から神経が刺激を受けて微弱な電気信号で脳に伝えています。

脳に伝わるから痛みを感じます。

その刺激を受けている神経と信号を受信している脳を取り去ってしまえば痛みは感じることはできません。

 

ただ、そんなことはできないので医療では痛み物質を抑制する療法を使うのが一般的です。

痛み止めの働き

上にも説明したように患部にプロスタグランジンとブラジキニンが発生しなければ痛みを感じないことになります。

 

炎症と痛みを発生させるプロスタグランジンとブラジキニンの力が無くなるように、痛み止めを使うことでプロスタグランジンを抑制させるようです。

他にブラジキニンを抑制するものや、脳や神経に作用する痛み止め(薬)もあります。

薬の形は飲み薬、注射、湿布などがあります。

 

痛み止めを使っている時は、患部の損傷があってもプロスタグランジンとブラジキニンが抑制されているので痛みを感じないはずの状態です。

痛み物質を抑えている状態

痛み止めの間違った使い方があり、患部が損傷して痛み物質が出るはずなのに痛みを薬で長期間抑えていると、状況や症状が難解になってしまうのです。

患部が損傷している状態は通常なら痛みを感じて動けない状態ですが、痛みを感じないことでリミッターがなくなり動くことを続けることで、患部の損傷が深化することがあります。

このようなことを続けていると患部の骨や軟骨が変形します。

 

それを防ぐため、痛み止め以外の痛み物質の発生を抑制する療法が求められているはずです。

痛み物質が発生しない体

そのような視点から痛みが出る経緯を改めてみると、痛み物質だけを抑制しているので症状が難解になるのです。

 

痛み物質が発生しない体質にしてしまえばよいのです。

硬く縮まった筋肉を変える

痛み物質は組織の損傷から発生していました。

過去に何回も腰痛を繰り返していたり他の症状を繰り返している方は、患部の筋肉を疲労させ続けることをしています。

 

疲労が続き筋肉が硬く縮まり、それが続くことで筋繊維が損傷し痛み物質を発生させてしまっているのです。

むち打ちなど衝撃によって瞬間的に筋肉が硬く縮まることもあります。

硬く縮まった筋肉を弛めてあげることで、血流が改善し痛み物質はそこから流れ出ていき、痛み物質は発生しなくなります。

 

整体でできることは文字通りの「痛みが出ない体」ではなく、「痛みが出るシステムは存在するけれど、痛みが出続けない体」と言った方が正確かもしれません。

当院の整体で痛みの出ない体へ

痛みが出ていて痛み止めを数か月数年と飲み続けている方々が当院へ来られることがあります。

 

痛みを抑制しようとしているのに、痛み止めの長期使用によって痛みを抑えきれない状態になっている方々です。

 

痛み止めのことはあまりお伝えしていませんでしたが、当院へ通っていただき体のバランスが改善してくると薬を使う必要が無くなって来るようでした。

 

 

当院の整体で体のバランスを整えることで、筋肉が弛み血行が良くなって患部の組織は回復し痛み物質は血液によって流されていきます。

バランスが戻るまで当院へ通っていただくことで痛みが出ない体になっていくのです。

 

そして、すっきりした気持ちでやりたかったことができるようになります。

 

整体院福粋の考えや技術は長期に痛みに困っている方のお役に立てるはずです。

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