立っていると腰が痛くなる原因

症状

立っている時に腰が痛くなる人がいます。

 

・腰だけではなくお尻や脚も痛くなる

・立っている時に腰は痛くなるけれど、歩いていると大丈夫

・逆に歩いていると痛みが出る

・直立姿勢から体を後に反ることで腰が痛くなる。

上で挙げた症状でお悩みの方は同じ原因から痛みが出ているのかもしれません。

 

似たような動きとして、

・イスから立ち上がる時に腰が痛くて伸びない

がありますが、このような状態では弱くなっている箇所や痛みのメカニズムは今回取り上げている症状とは違ってきます。

 

関連ページ:立ち上がる時に腰が痛くて伸びない

 

病気なのか?

例えば、整形外科に通っている人が立っている時に腰が痛くなる症状だったとしたら、診断された病名があった場合「腰椎に変形があるから立っていると腰が痛くなるのだろう。」と考える人がいるかもしれません。

 

同じような症状で別の人が整形外科に行った場合、「画像では異常はありません。」と言われることもあります。

 

整形外科の患者さんは大変多く、その中から「健康保険が効かなくてもいいから治したい!」という方々が当院に来られるので様々な話を聞くことが出来ます。

 

同じような痛みの症状だったら、似たような骨の特徴があるはずです。

 

そして、骨の変形があることが痛みの原因ならば、姿勢によって痛みが変わる現象は少ないはずです。

なので、骨の異常から来る痛みではないことが圧倒的に多いと考えられます。

原因

立っていると腰が痛くなるタイプの人が例えばサービス業などで立ちっぱなしの仕事だったとしたら相当つらいと思います。

そして、そんな立ちっぱなしの仕事をしている人が当院に来られて分かってきたことがあります。

腰椎の筋肉が硬くなっている

最終的に腰椎を支えている筋肉に負担が掛かります。

腰椎と骨盤を支えている筋肉が、立っている時間が長くなることで悲鳴を上げている状態です。

 

腰椎を支えている筋肉が縮まって硬くなることで、痛みが出て来るのです。

反り腰の女性

女性に多い反り腰の姿勢バランスになっている人は、立っていると腰が痛くなりやすい傾向にあるようです。

反り腰のことを前傾の骨盤ともいいます。

 

反り腰の男性の場合は立っていても腰の痛みが増えることは少ないようなのです。

そこから骨盤周辺の筋力が原因の1つだと考えられます。

そして、立っていると腰が痛くなる人に整体検査をすると、骨盤の前側の筋肉が機能しづらい状態になっていることが分かっています。

腰椎圧迫骨折後の人の腰

腰椎圧迫骨折では、もちろん発症した時は激痛が続く場合が多いと思いますが、腰椎の骨折が数か月で回復した場合に骨折からではない痛みが続くこともあるようです。

 

この場合は反り腰だから、ではなくて骨折によって腰椎の角度が変わったり、立っている時に使う筋肉に偏りが起こることで痛みが続きます。

 

「腰椎圧迫骨折で整形外科に通っているのにまだ圧迫骨折が治らない。」と感じている人は圧迫骨折をしてから腰のバランスが変わってしまっているかもしれないのです。

筋力とバランス

腰椎の後ろの筋肉(過活動)

様々な腰痛の状態があるのですが、立っていると腰に痛みが出るということは腰椎を支えている多裂筋、腰方形筋、脊柱起立筋が硬く縮まっているからです。

 

上の絵の脊柱起立筋の下の方は白くなっていますが、骨ではなくて腱になっています。

腱は筋肉ほど伸び縮みはしませんが、慢性的に疲労が溜まった場合は回復しづらい部位です。

腰椎の前の筋肉(働いていない)

筋肉のバランスが悪く骨盤を筋肉が引っ張ったり偏ると骨盤が歪んでいる状態になるかもしれません。

 

歪んでいても筋力が元々強ければ歪みからの弊害を相殺できる可能性はあります。

 

腰椎を後で支えている多裂筋、腰方形筋、脊柱起立筋が硬く縮まっているのが腰痛の原因ではありません。

 

立っていると腰が痛くなる原因は、腰椎の前の腸腰筋が弱いことと腰椎や骨盤の前後の筋肉バランスが悪いからです。

腰は前後左右のサポートが欠けがなく均一でバランスすることで健康になります。

 

しかし前側のサポートが欠けることで、後側の筋肉が過活動になり筋肉の回復が遅れていきます。

 

個人個人を見ていかなければ痛みの本当の部分は分かりませんが、大まかにいうと骨盤の前にある腸腰筋が本来の働きをできないでいるから、立っている時に腰に痛みが出るのです。

腰痛を防ぐには?

立っていると腰が痛くなる人の多くの場合が、骨盤の前にある腸腰筋が本来の働きをできないでいるので、腸腰筋が機能を取り戻すようにすれば腰痛を防げるはずです。

腸腰筋のトレーニング

具体的には、腸腰筋が強くなるようにすることが近道かもしれません。

様子を見ながらですが、腸腰筋の筋力が強くなるように強化トレーニングを行ったりすることがいいかもしれません。

上の写真のように仰向けで両足の裏を天井に向けた状態になります。

そして、天井に対して足踏みをするように足裏を交互に天井に近付ける動作を行います。

毎日10回を2セット天井足踏みをすると2週間くらいで多くの人に効果が現れやすいかもしれません。

 

立っているだけで直ぐに腰が痛くなる人は、既に腰に大きな負担が掛かっていて弱っていると考えてください。

なので、トレーニングをやりすぎることで腰痛が悪化する可能性はあります。

当院の整体で解決

立っていて腰が痛いからといって整形外科に行っても問題が解決することは少ないかもしれません。

整形外科は筋肉が写らない画像検査を重視している所が多いので、筋肉がこの場合重要なのに見ていないことになるからです。

 

当院の整体は体のバランスや筋力、姿勢や筋肉の硬さなどを検査して、必要な刺激を体に与えます。

整体の刺激に体が反応することで体が整っていき快適な体に近付いていきます。

 

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