ぎっくり腰のメカニズムと早く治す方法を詳しく解説

痛みはかなり辛いものです。

腰が痛いだけでも体の動きがかなり制限されてしまいます。

ぎっくり腰になると全く身動きがとれない状態になってしまうこともあります。

 

一度でも経験ある方はぎっくり腰を極端に避けるようになります。

人の痛みを感じる感覚は違いがあり、多くの人が鈍痛と感じる痛みでも激しく痛みを感じる人もいます。

 

多くの場合「ぎっくり腰」と呼ばれる症状であれば、筋肉が縮まって硬くなることで起こっています。

早く治るように自分でケアすることも可能です。

自分で早く治す方法

腰を動かせないと身動きが取れないので、「ぎっくり腰を早く治したい。」と願う方は多いようです。

固く緊張している筋肉に触れる

そっと痛い場所に手を当ててみましょう。

それだけで少し安心するかもしれません。

安心して触っているだけで不思議と筋肉の緊張がほぐれていきます。

信頼のある人に触れてもらうのも良いと思います。

無駄な力がすっと抜けていく感じで患部を触っているといいです。

 

小さい頃に良く言われたと思いますがお腹が痛い時に「ちちんぷいぷい、痛いの痛いの飛んで行け」とあの感覚と同じです。

心理的な温かさも患部にはとても有効です。

痛みから意識を離す

痛みがあると人はそこに意識を集中させます。

その集中した意識はさらに痛みを感じやすくなります。

痛いから仕方ないのですが、できるだけ気が楽になるように力を抜いてください。

 

患部から意識を遠ざけるために動かないのが一番です。

そして何か面白い映像を観て笑うのはすごく気が紛れます。

 

鎮痛剤が手放せないリウマチ患者におもしろい映像を1時間見てもらい大笑いしただけで全員の痛みが軽くなって、ある人はそれから3週間も鎮痛剤がいらなかったという事例も報告されています。

笑うことで脳内ホルモンのエンドルフィンが分泌されます。

この物質は幸福感をもたらしてモルヒネの数倍の鎮静作用で痛みを軽減します。

ぎっくり腰の事を忘れて大笑いできれば改善も早いと思います。

深呼吸をする

ぎっくり腰では動こうとするだけで痛みが走り体中に力が入り、全身カチカチになっています。

そして、呼吸も浅くなってしまい、特に「ゆっくり吐く呼吸」をしていません。

体が緊張しているので必要以上に筋肉も固くなってしまうのです。

 

深呼吸をすると横隔膜に動きが出てきます。

横隔膜は意外と大事な役割を担っています。

横隔膜が動くと腰の筋肉が刺激を受け緩みやすくなります。

 

そしてゆっくりしっかりと吐く時に緊張した筋肉は緩んでくれます。

 

呼吸は自律神経の働きにも関連しています。

自律神経が乱れて交感神経がMAXに働いていると体は興奮し続けます。

よって筋肉も緊張しやすい状態なのです。

一見、関係無さそうに思える呼吸ですがなかなか侮れないものなのです。

末端を動かす

寝た状態や座った状態の一番ツラくない態勢になります。

 

そして、末端の手や足、もっと末端の手指や足指から無理なく動かすことが有効です。

手のグーパーが大丈夫なら、足のグーパーをしてみる。

そして、足のグーパーが大丈夫そうなら、足首をぐるぐる回してみる。

足首が大丈夫なら膝を曲げたり伸ばしたり‥、と末端から簡単な運動をしていきます。

動かない腰は一番最後にしていきます。

怖い場合は怖くない部位まで適度に動かします。

 

安静にしていると筋肉が固まったままです。

筋肉の中にも血管が通っていますが、動かすことで血液の流れを作り出しています。

筋肉を使わないと筋肉に新鮮な酸素や栄養が入って来ないし老廃物を排出できなくなるのです。

緊張を起こしている筋肉の早い回復を促す為に適度に動かしたいです。

 

と言っても、痛いのに無理して動かすと悪化する可能性があります。

痛くない範囲で出来るだけ動かしましょう。

動かしてみると結構動かせることに気付くはずです。

冷やす

腰の痛い部分はもちろん、お尻や背中、太ももなどの部位も緊張を起きているかもしれません。

痛い所や硬くなっている所を触ってみると体温が高くなっていることがあります。

 

その場合は炎症が起きていることがあるので、その部分を氷のうで10分くらい様子を見ながら冷やしてみると腰が楽になるかもしれません。

 

逆に、患部を温めると腰の痛みが楽になることもあるので、その場合は電子レンジで温めた濡れたタオルやシャワーなどで患部を温めるのもいいと思います。

ぎっくり腰改善なら整体院福粋へ

ぎっくり腰になった場合、寝ているだけでも痛みは日を追うごとに改善していく傾向があります。

ただ、痛みをできるだけ早く改善したい方や、ぎっくり腰にならない体にしたい方は当院の整体を複数回受けていただくといいかもしれません。

整体料金

初回整体 7,000円

※表示の価格は全て税込み価格となっております。

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ぎっくり腰のメカニズム

ぎっくり腰は「急に痛みが襲ってくる腰痛」というように世間では言われていますが、「急」ではなく「ゆっくり」と痛みがヒドくなっていくケースもあります。

「急性腰痛症」「突発性腰椎捻挫」とも呼ばれるようですが、だんだんと痛みが強くなっていく時もあります。

 

ピキッと突然動けなくなるものと、だんだん動けなくなってくるものがあります。

「ぎっくり腰」は病名ではなく、外国では「魔女の一撃」とも言われることがあります。

発生から治るまでの過程

発生(きっかけ)

ぎっくり腰はある動作をした時のきっかけで起こっています。

・重いものを持ち上げた

・体をねじった

・急に体を動かした

・くしゃみや咳をした

いろいろな事がきっかけでぎっくり腰になります。

症状

・腰の痛みで立てない

・腰が痛くて寝床から起き上がるのが困難

・腰が痛くて歩けない

・痛くて腰を伸ばせない

・痛くて腰を曲げられない

・くしゃみ、咳で腰に激痛

動くことに関連して症状が出ます。

治る過程

1週間から2週間程度で自然に回復する傾向があります。

治療など何もしなくても少しずつ痛みは消えていくのが一般的なぎっくり腰です。

種類

当院で見かけるぎっくり腰と言われる症状を書いています。

急に痛くなった腰をひっくるめて「ぎっくり腰」と呼ぶ人もいます。

一般的なぎっくり腰

今回取り上げているぎっくり腰です。

複雑なぎっくり腰

ぎっくり腰を数か月に1度や毎年ぎっくり腰を経験する人もいます。

このようにぎっくり腰を経験していると腰が複雑になっていきます。

脚にしびれが出たり、治療しても思うように回復していかなくなっていきます。

腰椎椎間板の急激な悪化

腰椎の軟骨が傷ついたり破壊されることで大きな炎症が発生します。

椎間板ヘルニアが急に悪化することでも起こります。

腰椎圧迫骨折

65歳以上くらいの年配の方に多く、何かを持ち上げたり転んだりした後に腰に痛みを感じた場合、腰骨が骨折してる場合があります。

この場合、骨以外を整体できたとしても骨のひびは修復されないのでその部分が治癒されるまで痛みが続く場合があります。

腰椎分離症

少年やスポーツマンに多く、腰椎圧迫骨折と同じように骨にひびが入っている場合、そこが治癒されるまで痛みが続く場合があります。

ぎっくり腰の原因

腰の筋肉が硬く縮まる

多くのぎっくり腰は、骨に異常は無いはずです。

 

ぎっくり腰のきっかけは色々とありますが、腰の筋肉が使われ過ぎてぎっくり腰になります。

 

体に無理をしないで毎日暮らすことで、腰の筋肉は硬くならなくなります。

そうすれば筋疲労が起きても回復して、筋肉が硬くなっていきません。

 

腰の筋肉が硬い状態で過ごしていると、腰の関節に負担を掛けていることになります。

負担が掛かって硬くなっている腰の筋肉に、更に強い負荷が加わると、筋肉自体が切れてしまうことを避ける為に緊急的にぎっくり腰になります。

この時、筋スパズムと言って筋攣縮(きんれんしゅく)、筋痙攣(きんけいれん)と言った「筋肉がつる」ということが引き起こされます。

ぎっくり腰ではこの筋スパズムが強く起こっている状態なのです。

痛み物質のブラジキニンが患部に発生し、痛みを強く感じて更にわずかな動きでも強い痛みで筋緊張が進んでしまうのです。

 

ぎっくり腰とは筋肉が切れまいとガチガチに縮まり続けている状態なのです。

基本的に筋疲労を回復させずに仕事を頑張っている人に多いと思います。

腰が不安定

様々な腰痛でもぎっくり腰でも、腰の筋肉が硬くなるだけでなく、筋繊維が縮まって硬くなっています。

 

その状態では痛み物質が沢山放出されて神経がそれを拾って脳が痛みを感知します。

 

痛みの根底には筋力の低下があるのです。

どんな年代でも筋力低下は引き起こされる可能性はあります。

 

筋肉がやせ細っているというニュアンスではなく、「筋肉が働くスイッチが入っていない状態」が近いと思います。

そのスイッチが入って筋肉がきちんと働くと腰は大きく変わります。

 

スイッチが入っていないと他の筋肉の負担が増えることになるのです。

例えば右脚を怪我したら、左脚ばかり使うことになるので左脚にしわ寄せが来くようなものです。

 

基本的に腰は、

腰の前の筋肉(腸腰筋)

腰の後ろの筋肉(多裂筋)

で支えられています。

 

腸腰筋と多裂筋は骨盤と背骨にあり、腰の安定に関わる筋肉です。

更にお腹をぐるっと取り巻いている腹横筋がコルセットのように腰の安定性をサポートしています。

 

そしてこれらの筋肉が働いていないことで腰が傾きます。

前傾や後傾など不安定となり、筋肉に継続して負担が掛かり腰の筋肉が縮まって硬くなっていくのです。

脳のパニック

脳がパニックを起こしてしまっていることも考えられます。

 

例えば、傷を負うケガをした時は体を動かすとケガの範囲が広がって出血が増えます。
なので「動くな!」という命令が脳から出ます。

 

痛みを感じると体にギュっと力が入るのは体を守るためのメカニズムなのです。

「身体の防衛反射」とも言います。

体に力が入り筋肉の緊張が高くなると筋肉を包む筋膜や筋肉に無理な力が加わって痛みはさらに増してしまいます。

 

強い痛みから「不安」、「恐怖」、「焦り」、「驚き」などの感情が引き金になって脳がパニックを起こしてしまうのです。

精神的ストレス

日常的な精神的ストレスがかかっている場合、体に何かしらのシグナルが出てくるものです。

どんなシグナルで出てくるのかは様々ですが精神的ストレスが関係して脳がパニックを起こしやすくなっている可能性です。

内臓の不調

内臓体壁反射と言って、例えば、胃腸の疲れがあると背中に痛みを感じることがあります。

食生活の乱れで腰への負担が大きくなってしまうのです。

 

ぎっくり腰が一番多いのは秋です。

夏に冷たい飲み物、食べ物の摂取が多くなります。

そうすると胃腸が冷やされダメージを受け修復されないまま秋まで持ち越します。

そこから腰の痛みに繋がってくるケースがあります。

腰をきちんと治さないでいると‥

何回もぎっくり腰をしてしまうと筋肉の強い収縮によって筋肉が損傷を起こし、その古傷がぎっくり腰の原因になりかねません。

 

何回もぎっくり腰になっている方は平常時でも腰の重さを感じていたり、ぎっくり腰ほどではないけれどたまに痛みを感じている方が多いです。

この状態は複雑なぎっくり腰と当院では呼んでいて結んだ紐を解くように整体していきます。

当院の整体で腰を根本から治すと‥

腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症など他にも腰の病気はありますが、椎間板の髄核(クッション)が飛び出したり、脊柱管狭窄症だと椎体部に骨棘(骨にとげ)ができたりしますが、これらは腰が不安定なので発生してきます。

 

腰が安定していれば腰に物理的なストレスがかからず修復や治癒をして、痛みが出ない腰になります。

 

もし既に骨や軟骨が変形していても腰に負担がなければ、痛みが出なくなります。

 

太田市の根本改善の整体
整体院福粋-ふくすい-

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