正しいと言われた方法を試しているのに、なぜ身体は苦しいままなのか?

正しいと言われた方法を試しているのに、なぜ身体は苦しいままなのか?

急に右の股関節が痛くなったそうで、母親は2日ほど様子を見ていたようでした。
ですが、右股関節の痛みは変わらなかったので、整形外科に行ったようです。

先生はレントゲン写真を確認すると、

「股関節は悪くないね。腰椎が潰れているので、腰が悪いでしょう」

と診断を下しました。

その後、母親は電気療法とウォーターベッドを受け、痛み止めをもらって帰ってきました。
ですが、その日から両足がむくむようになりました。

どうやら、もらった薬に「むくみ」の副作用があったようです。

母親の違和感

母親は僕に、

「右の股関節が痛いのに、腰が悪いと言われた」

と話していました。

股関節の痛みの相談のイメージ

数日経っても、右股関節の痛みはあまり変わっていないようでした。

整体の視点で見ると、これは右股関節に負担が蓄積した結果として出ている痛みのように感じていました。
(最初に一度整体していたので、身体の状態はある程度分かっていました。)

恐らく、畑仕事などで無理をしたことがきっかけだったのだと思います。

1週間以上、近くで母親の様子を見ていて感じたのですが、
継続的な心配や不安(僕の心配も含めて)、精神的な負担、それに畑仕事などの肉体的負担が重なり、

「回復」よりも「負担の蓄積」が勝ってしまい、症状として現れているように感じました。

痛みがあるまま、運動を続けていたこと

そんな状態だったにも関わらず、母親は知らずにカーブスへ行っていました。

話を聞いた時、僕は「痛いから休んでいると思っていた」ので驚きました。

僕はスクワットの姿勢を見せながら、

「こういう動きは今はダメだよ」

と伝えました。

すると母親は、

「スクワットは肩に重りを担いでやっているよ」

と言いました。

その時、

「スタッフは止めないのか?」
「それとも、股関節が痛い状態でスクワットが負担になることを知らないのか?」

と思いました。

股関節に炎症が起きている時にスクワットをすると、さらに負担が増える仕組みを細かく説明するのは難しかったので、

「スクワットとしゃがむ動作はやめた方がいいよ」

とだけ伝えました。

すると母親は、

「だから痛みが引かなかったのか」

と言っていました。

正解に頼る気持ち

数日経つと、動き方の雰囲気は少し良くなっているようでした。
ですが、畑にも行っているので、まだしゃがむ動作は続けていると思います。

この辺りの話をしっかり聞いてくれたら、もっと回復は早くなると思っています。

とりあえず炎症が落ち着くだけでも、体感はかなり違うはずです。

母親は、

  • 父(僕のおじいちゃん)は肺がん
  • 母(僕のおばあちゃん)は脳梗塞
  • 旦那(僕のお父さん)は胃がん

で亡くしていて、ずっと「病気は医者に頼るもの」という感覚で生きてきました。

それは世の中では自然なことだと思います。

そして医者は、社会的に信頼されている存在です。
だからこそ、多くの人は疑わずに従います。

自分の感覚とのズレ

ですが、母親は、

「右股関節が痛いのに、腰が悪いと言われた」

というズレを感じていたようでした。

現実として痛みが変わっていないことで、困惑していたのだと思います。

母親は、渡された「急性腰椎症の体操」のパンフレットを真面目にやっていました。
(パンフレットには製薬会社名が書かれていました。)

もし僕(整体師)がいなかったら、この先どうなっていただろうと思うことがあります。

痛みが続いたまま、股関節に負担をかける生活も変わらなければ、

「回復」よりも「負担」が勝ち続ける状態になります。

そうなると、股関節はさらに負担を抱え、やがて関節の変形へ進んでいく可能性があります。

もちろん、権威のある人の言う通りにして改善するなら問題ありません。

ですが、治らなかった場合、人は困惑します。

そして、

「もっといい方法があるのでは?」

と、他者が言う“正解”を探し始めます。

そうしているうちに、

「自分の感覚」

が抜け落ちてしまうことがあります。

すると、

  • これは良い感触なのか
  • あまり良くない感触なのか

という判断すら分からなくなってしまうのです。

だからこそ、自分の感覚を少しずつ取り戻していくことが大切なのだと思います。

身体の感覚を確かめているイメージ

自分の感覚をまずは見てみる

自分の身体の感覚は、自分にしか分かりません。

  • 痛みが減っている
  • 動きやすくなっている
  • 少し楽になっている

そんな小さな変化を感じることが、身体との関係を取り戻す入口になります。

痛む時間や強さが減っているなら、その時にやっていたことを思い返してみる。

そこから少しずつ、自分に合うケアを増やしていく。

その積み重ねが、身体の感覚を戻していくのだと思います。

まずは、

「良くなっているのか」
「悪くなっているのか」

そこを感じることだけでも、変わらない状況を抜け出す道しるべになるかもしれません。

股関節の痛みが良くなったのを感じているイメージ

身体のサインに気付きたい方へ

正しい方法を試しているのに変わらない時、
身体は「回復できていない状態」を知らせているのかもしれません。

▶ なぜ休んでも回復感が戻らないのか?

 

ここまで読んでくださってありがとうございます。

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